昨日の続き。



ちょっと大袈裟な言い方かもしれませんが、
その美味しさに思わず泣いてしまいそうになってしまったモルト。



『ハイランドパーク1988 ムーン・インポート』



一日の終わりをこんなお酒で締めくくれる贅沢に喜びと感謝の念が・・・

い~や~、それにしても本当にスゴい!!
モルトの持つパワーっていうのかな?
な~んか、色んなモノ、色んなコトが『ブワァー!!』って来て、とにかく感動したんです!!
『おっさん』って、ことなんですかねぇ?
突然、一人あまり意味もわからず幸せを噛み締めていました・・・

と、戻して・・・
幸せを噛み締めるのと共にこの日最後のこのモルトも噛み締めました。
(???このモルトを噛み締めてた中に幸せがあったのか???どっちでもいいか!?)

1杯目のリヴェットと同じイタリアのカリスマボトラー、
『ムーン・インポート』の4年ぶりの新作のハイランドパーク。
ハイランドパーク・・・僕の中では『男のモルト』
荒くれ者が一日の終わりに人知れず静かに自分を取り戻すように飲むお酒・・・
そんな印象を受けます。
多分、それはアイランズモルト特有の潮辛さがそう思わせるのではないかと・・・
更にそのアイランズモルトの中でも一段とスモーキーで麦芽をモロに感じるところが、
より荒くれ者を連想させるのか?と、いう感じ。・・・勝手な見解ですけど・・・
正直、個人的にはあまり好みではないかな・・・オフィシャルは・・・
カッコいい男ではないってことです・・・ヘタレなんで・・・
当たり外れと言ってもそれは悪魔で個人的な好みということですが、
ボトラーズのハイランドパークの当たりはかなりヤバいと思ってます。
それこそ、一日の終わりを締めるモルトとして最高!!
尚かつ、ヘタレな僕がハードボイルドな男になれたような気分にまでさせてくれる
素晴らしいモノです。

で、このモルトの感想・・・
とにかく色は濃かったです。濃い琥珀色。
香りは甘~い紅茶の香りにフローラルな香り。
口に含んだ瞬間、華やかな甘み、そしてその中から潮っぽい感じも受けました。
アイランズモルトの『男』っていう感じのところに、
華やかな美しい女性が訪れたのかな?っと、思わせてくれるモルトでした。

美味かった!!本当に美味かった!!



この日飲んだ3杯のモルト。
それぞれめちゃくちゃ美味かったです。
モルトはかなり好みがわかれるお酒だと思います。
悪魔で僕の主観で書いてるということをお忘れなく。

因みにムーン・インポートの新作は結構種類が出ているようです。
今回、飲み損ねてしまったボウモアも気になりますが、
スプリングバンクなんかも是非ともイっときたいモルトです・・・・・
昨日の続き。



「次はどうされますか?」



この1杯で〆なのか、あと2杯イクのかどうかという意味だ。



「最後の1杯に繋がるヤツがいいです。どんなのがありますか?」



「ラストはこれで〆て下さい。」



『間違いないだろう!!』と、いうボトルを見せられる。
(これに関しては後ほど・・・)



「繋ぎはぁ・・・このどちらかかな?」



そう言いながらマスターはボトルを2本持って来た。

1本は、1杯目に飲んだムーン・インポートの新作のボウモア。
久しぶりに店に顔を出したということもあり、
どんなボトルが入っているのかなんて野暮なチェックなどしなかった。
これがあるのがわかっていたら1杯目はリヴェットではなくこのボウモアを飲んでいただろう。
マスターに尋ねたところ、リヴェットの方が個人的には飲んでもらいたい度は高いと言っていた。
それを聞いたとしても最初にこのムーン・インポートのリヴェットとボウモアを見ていたら
僕は間違いなくボウモアを選んでいただろう。
好きな銘柄を言っていった時、結果としてアイラが多く挙がる。
が、自分の中ではアイラが一番と思っているワケではない。
悪魔で僕はその日の気分で飲み分けてるつもりだ。
その日、そのバーにあるボトルを見て、
3杯目までアイラなしで組み立てる日はいくらでもある。
ただ、なんでだろう?
ボウモアだけは気分云々ではなく、
飲んだことのないボトラーズを見ると飲みたくなる。
それが好きってことなのか・・・?
因みに妻はボウモア好き。
モルトを飲む女ってだけでもハードなのに、アイラモルト・・・
カッコいいっすよね!!

そしてもう1本は、



『ラフロイグ 18年 デュワー・ラトレイ』



結果から言うと、こちらをチョイス。

最後に飲むモルトへの繋がりを考えた時、こっちのが勢いがつくと思ったので。
リヴェットの後にボウモアというのは決して悪くない流れだと思う。
ただ個人的にはボウモアの良さが少し隠れてしまう感が否めない。
もったいない流れのように感じてしまう。
次、いつこの店に訪れるのかわからないがその時まで残っていてくれと、ただ願うのみ・・・
ないだろうなぁ・・・きっと飲めないんだろうなぁ・・・残念・・・

本題。
で、このラフロイグ。
何がどうじゃありません。



     美味い美味い美味い美味い美味いぞーーー!!



流石はラフロイグ!!

モルト好きにはたまらないラフロイグ。
ラフロイグでハズレって存在するんですかねぇ?
飲んだこともなければ、聞いたこともない。
普通にオフィシャルのクオリティーが高いですもんね!!
因みに個人的な好みの問題だと思うのでそれがスゴいことなのかどうかはわかりませんが、
ラフロイグはチャールズ皇太子の大好物らしく、
英国王室御用達のロイヤル・ワラントに認定されてるそうです。
まぁ、最も個性的なモルトと言われるぐらいなのでやっぱりスゴいんですかねぇ?
好みの問題でしかないと思いますが・・・
他にも素晴らしいモルトの銘柄はたくさんあります。
って、言ってる僕ですが・・・ラフロイグは・・・大好きです・・・
〆に飲むことも多々ある大好き銘柄・・・
あのピートの香り・・・ボリュームのあるのどごし・・・たまりません・・・



久しぶりのモルト・・・しかもかなりいいモノ!!

まるでモルトにハマりだした時のようなウキウキワクワク感を持って
その美味しさに酔いしれてました。

この喜びはラストのモルトでさらに増すことに・・・

思わず泣いてしまいそうになるぐらい本当に感動しました。

生産者に心の奥底から感謝です。

その喜びはまた後日・・・・・
昨日の続き。



スッキリ目のカクテルを飲み終え、口、鼻、気分のモルト体勢がとれたところで、



「次にどんな風にもイケル良いヤツありますか?」



僕はいつも2,3杯、モルトを飲む。
事前に飯屋でワインを飲んでる日だろうと、この日みたいに飲まずに行ってる日だろうと変わらない。
モルトの香りを感じ、その味に綻び、体を通り抜けて行く感覚を受け、余韻に浸る。
もちろんバーという空間、バーテンダーとの心満たす会話の数々、そして素晴らしきジャズ・・・
それらをゆっくり感じ楽しむと、2,3杯でちょうどいい時間になる。
当然、そういった僕の勝手を知るマスター。



「いいリヴェットがあります。」



せっかくのマスターの薦め。
しかし僕は過去一度もリヴェットに満足したことがない。
誤解がないように言っておきたいが、美味しくないと言っているワケじゃない。
グレンリヴェット・・・とても優秀なスペイサイドを代表するモルト。
と、言うより、



『モルト オブ モルト』



と、言っても言い過ぎではないだろう。

オフィシャル、ボトラーズ共に、絶対的な安定感を持つ美味しさ。
モルト入門としてここから薦めるバーテンダーも多いはず。
これがダメなら多分他のモルトも美味しいとは思えないだろうと、いう基準になるモルト。
言うなれば優等生。
それがバーテンダーの薦めて来るボトラーズともなればかなりの優等生。

ここのマスターは品のあるキレイなモルトを好む。
バーによって、置いてあるモルトの傾向はモロに出る。
バーテンダーの好みが物凄く反映される面白いお酒だと思う、モルトは。
リヴェットは確実に美味い。
それは良くわかってるつもりだ。
ただキレイすぎる。
どうせバランスのいい優等生を飲むのなら、そこに華やかさを加えたマッカランの方が好きだ。
っと、言うとマッカランも僕の中で満足はしないモルトみたいに
聞こえてしまうかもしれないが、それは違う。
あんなに華やかで美しいモルトは他では味わえない。
たまに無性に飲みたくなる、大好きな銘柄だ。



「リヴェットかぁ・・・僕リヴェットで満足したことないんですよねぇ・・・」



「これは大丈夫です。絶対、飲むべきリヴェットです。」



そこまで言われたら飲むしかありません。



『グレンリヴェット1985 ムーン・インポート』



『ムーン・インポート』の4年ぶりの新作。
それは期待出来る!!
イタリアのカリスマボトラー!!

すんごいフルーティーな香り。
アプリコット、パッションフルーツってとこかな。
かなりの期待感を持って、口に含む。
香りに対してちょっとビックリするぐらいのスパイシーさが口の中を覆った。
が、その以外な程の主張が少し心地よかった。
次第にハチミツの甘い感覚に変わっていく・・・



「お~!!確かにマストモルトかも・・・モルト人生において味合わなければいけないモノではありますね。でもやっぱり『グッ!!』とはこないんですよねぇ・・・なんでだろう?」



「そうですか。なんででしょうねぇ?でもいいモルトですよね?」



「はい、もちろん!!」



この後、さらに2杯モルトを飲みました。

この2杯は良かった。

特に最後の1杯はかなりヤバかった・・・

その話はまた後日・・・