昨日の続き。



「次はどうされますか?」



この1杯で〆なのか、あと2杯イクのかどうかという意味だ。



「最後の1杯に繋がるヤツがいいです。どんなのがありますか?」



「ラストはこれで〆て下さい。」



『間違いないだろう!!』と、いうボトルを見せられる。
(これに関しては後ほど・・・)



「繋ぎはぁ・・・このどちらかかな?」



そう言いながらマスターはボトルを2本持って来た。

1本は、1杯目に飲んだムーン・インポートの新作のボウモア。
久しぶりに店に顔を出したということもあり、
どんなボトルが入っているのかなんて野暮なチェックなどしなかった。
これがあるのがわかっていたら1杯目はリヴェットではなくこのボウモアを飲んでいただろう。
マスターに尋ねたところ、リヴェットの方が個人的には飲んでもらいたい度は高いと言っていた。
それを聞いたとしても最初にこのムーン・インポートのリヴェットとボウモアを見ていたら
僕は間違いなくボウモアを選んでいただろう。
好きな銘柄を言っていった時、結果としてアイラが多く挙がる。
が、自分の中ではアイラが一番と思っているワケではない。
悪魔で僕はその日の気分で飲み分けてるつもりだ。
その日、そのバーにあるボトルを見て、
3杯目までアイラなしで組み立てる日はいくらでもある。
ただ、なんでだろう?
ボウモアだけは気分云々ではなく、
飲んだことのないボトラーズを見ると飲みたくなる。
それが好きってことなのか・・・?
因みに妻はボウモア好き。
モルトを飲む女ってだけでもハードなのに、アイラモルト・・・
カッコいいっすよね!!

そしてもう1本は、



『ラフロイグ 18年 デュワー・ラトレイ』



結果から言うと、こちらをチョイス。

最後に飲むモルトへの繋がりを考えた時、こっちのが勢いがつくと思ったので。
リヴェットの後にボウモアというのは決して悪くない流れだと思う。
ただ個人的にはボウモアの良さが少し隠れてしまう感が否めない。
もったいない流れのように感じてしまう。
次、いつこの店に訪れるのかわからないがその時まで残っていてくれと、ただ願うのみ・・・
ないだろうなぁ・・・きっと飲めないんだろうなぁ・・・残念・・・

本題。
で、このラフロイグ。
何がどうじゃありません。



     美味い美味い美味い美味い美味いぞーーー!!



流石はラフロイグ!!

モルト好きにはたまらないラフロイグ。
ラフロイグでハズレって存在するんですかねぇ?
飲んだこともなければ、聞いたこともない。
普通にオフィシャルのクオリティーが高いですもんね!!
因みに個人的な好みの問題だと思うのでそれがスゴいことなのかどうかはわかりませんが、
ラフロイグはチャールズ皇太子の大好物らしく、
英国王室御用達のロイヤル・ワラントに認定されてるそうです。
まぁ、最も個性的なモルトと言われるぐらいなのでやっぱりスゴいんですかねぇ?
好みの問題でしかないと思いますが・・・
他にも素晴らしいモルトの銘柄はたくさんあります。
って、言ってる僕ですが・・・ラフロイグは・・・大好きです・・・
〆に飲むことも多々ある大好き銘柄・・・
あのピートの香り・・・ボリュームのあるのどごし・・・たまりません・・・



久しぶりのモルト・・・しかもかなりいいモノ!!

まるでモルトにハマりだした時のようなウキウキワクワク感を持って
その美味しさに酔いしれてました。

この喜びはラストのモルトでさらに増すことに・・・

思わず泣いてしまいそうになるぐらい本当に感動しました。

生産者に心の奥底から感謝です。

その喜びはまた後日・・・・・