わたしは、わたし。あなたは、あなた。 | AirCafe東春堂日記

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「ゲシュタルトの祈り」ご存知の方多いと思います。

 

「ゲシュタルト療法」を確立したドイツの精神科医フレデリック・S・パールズが

両方の思想を書いた詩です。

 

原文はドイツ語で、色んな訳があるそうですが、その一つを紹介します。

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『ゲシュタルトの祈り』

 

私は私のために生きる。
あなたはあなたのために生きる。
私は何もあなたの期待に沿うためにこの世に生きているわけじゃない。
そして、あなたも私の期待に沿うためにこの世にいるわけじゃない。
私は私。
あなたはあなた。
でも、偶然が私たちを出会わせるなら、それは素敵なことだ。
たとえ出会えなくても、それもまた同じように素晴らしいことだ。

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この詩のどの部分に反応するのかは人それぞれでしょう。

読むたびに印象が変わることもありますが、僕は3行目と4行目です。

 

どんなに親しくても、たとえ家族でも、

他人をその意に反して従わせることはできません。

自分もまた、自分の意に反したことはしてはなりません。

 

人は「他人も自分と同じ意見のはずだ」という間違った認識を持つことがあります。

これが酷くなると「自分と違う意見のあの人は悪い人間だ」と思ったり、直接攻撃してしまったりします。自分と違うことを許せないんですね。

 

樹の葉っぱ一枚一枚の形が違うように、人もそれぞれ違って当たり前。

このとてもシンプルな事実を、いつも心に留めておきたいものです。

 

それでは、今日も素敵な一日をお過ごし下さい。

またね♪