全ての感情には目的がある | AirCafe東春堂日記

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AirCafe東春堂の店主、輝聴人が日々思うことを綴っていきます。

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今日の沖縄は台風並みの強風が吹いていました。

お昼どき外出したのですが、あまりの強さに一瞬倒れそうになりました。

 

さて、本日のお題ですが、ご存知の方も多いアドラー心理学の目的論です。

 

よく引き合いに出されるのは「怒り」の感情ですが、アドラーは怒りは出し入れ自由な「道具」だと言っています。

 

ベストセラー本「嫌われる勇気」では、このように説明しています。

『あるとき、母親と娘が大声をあげて口論していたそうです。すると突然、電話のベルが鳴りました。「もしもし?」。慌てて受話器をとった母親の声には、まだ怒りの感情がこもっています。ところが電話の主は、娘が通う学校の担任教師でした。そうと気づいた途端、母親の声色は丁寧なものに変化します。そのままよそ行きの声で5分ほど会話を交わし、受話器を置きました。と同時に、再び血相を変えて娘に怒鳴り始めたのです。』(P35抜粋)

 

この例では、母親は娘を屈服させる目的で怒りの感情を使っている、ということになります。

 

人は目的を持って感情を自ら選んでいる。

 

本人が気づいているかどうかは関係ありません。

 

ということは、自分の今の感情と向き合うことで自分の本音に気づくことができるということです。

 

自分のこの感情の目的は何か?を考えてみる

 

少し立ち止まって考えることで、別のアプローチを見つけることができます。

 

最近はコロナ関連のニュースで連日賑わっています。皆さん何かしら怒っています。

 

僕は、職場がコロナ対策を全くしないこととに憤っているのですけれど、、

 

この怒りの目的は何かよくよく考えてみる必要がありそうです。

 

感情は全て行動のためのパワーになります。

 

せっかくなので、そのパワーを良い方向に導くために使いたいものです。