逃げるのは恥じゃない | AirCafe東春堂日記

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AirCafe東春堂の店主、輝聴人が日々思うことを綴っていきます。

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店主の輝聴人(Kikiya)です。

 

今日はレストランチェーンを束ねるM会長さんとミーティングでした。

 

いまはコロナの影響で厳しい。

けれども、利用してくださるお客様がいるだけで、とても有難い、

そして何が何でも雇用は守る!と力強く仰っていたのが印象的でした。

 

あまりに力強く仰るので不思議に思っていたら、今の事業を創業する前に勤めていた会社が倒産し、その残務処理に追われた経験から、創業時に従業員を困らせるようなことだけは絶対にしないと心に誓ったんだ、と教えてくれました。

 

でも一番O会長の経営哲学を表した言葉は「まだ、もう少し行ける」でした。

ここまでは耐えられるというポイントを分かったうえでの発言、さすがだと思いました。

 

拡大するだけが経営ではない。事業運営では撤退戦略こそが重要ということです。

つまり、ある時点を超えたら退却するというポイントを予め決めておく、そしてそのポイントを超えたら間髪入れずに撤退する。これが生き残るために必要な戦略です。

 

このことは個人にも言えることです。

個人で株式投資をしている場合で例えると分かり易いでしょうか。

損切りという手法があります。ここまで株価が下がったら売却して損を確定させるという考え方です。まさに撤退戦略ですね。でもこれが中々難しいのです。

1000円で買った株が700円まで下がったら損切りしようと決めていても、いざそうなると「もう少ししたら上がるかもしれない」と持ち込んでしまい結局500円になってしまった、みたいなことがよく起こります。

 

あらゆる可能性を想定して、その対策を準備しておくこと。

そして事が起こってしまったら必ず実行すること。

予め決めておくと慌てることがありません。

 

常に予測を立てる癖を身に付けたいものです。