2024年1月7日放送。
シーズン2がもう終わりとは
でも、最終回もよかった!
それにしても、アルバが死んでしまうとは
このドラマ、医師は、医療は、最強・万能と謳っていないところが良かった。
患者の病名を突き止めることができないこともあったし、コロナで同僚のロレンツォを失い、最終回では院内感染からアルバが犠牲になるなど。
昔、私の周りに「外科医はすぐ切りたがり、内科医は何もしたがらない」なんて言ってる人がいたけど、このドラマを観て「内科医って凄いな、かっこいいな」って思いました。
今回の放送の終盤、ガブリエルとエリーザの結婚式でのアンドレアのスピーチも良かったです。
一同:スピーチ!スピーチ!スピーチ!
(Discorso.) (Discorso.) (Discorso.)
アンドレア:
だいぶ飲まされた。ありがとうエリーザ。君に感謝する。この哀れな男を引き取ってくれた。目の前の同僚たちや、友人たちも君に感謝している。目には見えない者たちもだ。間違いなくここに居るだろう。
※ここがグッときましたね。
Grazie a parte mia, di tutti i colleghi e gli amici che vedi qui. E anche da parte di quelli che non vedi. Perché sono convinto che siano qui con noi oggi.
学生時代の僕はあまり勉強熱心じゃなかった。チェチーリアやアニェーゼが証人だ。聞けば分かる。だけど、この数ヶ月は多くを学んで一つ分かった。ウイルスは攻撃する。そして僕らは打ち負かす。常にだ。意味のない悲劇の繰り返しに思えるだろう。だけど、ウイルスはそのたびに僕たちのDNAを変化させて進化させてた。そんな変異のおかげで、脳は記憶を蓄えることを学んだんだ。ウイルスは人を苦しめる。時に残酷だ。でも意味のない痛みはない。今の僕らを作った。そして目の前に・・・素晴らしい人たちがいる。だから、未来に何があろうと関係ない。命は変異で作られる。そして死は変異した命だ。だから、これだけは言える。恐れる必要はない。未来に!
一同:
未来に! 未来に! 未来に!
※コロナと正面から向き合って作られたドラマって日本にあるのでしょうか?
このシーズン2、本国イタリアでは2022年1月~3月に放送されたそうです。ということは、制作は2021年。その本気度がうかがえます。
※私、シーズン1放送中、何度かブログに取り上げていました。
よろしかったらお立ち寄りを。