DOC(ドック)2 あすへのカルテ 第4回「選択」

 

2023年10月8日放送のシーズン2の第4回よかったです。

登場人物それぞれのまさしく「選択」がテーマでした。

 

ウィンブルドン・ジュニアで優勝したルドヴィコが、手の痛みや幻覚、吐き気の症状を訴えて病院に来ます。彼は遺伝性の病にかかっていることが判明し、選手生活を断念せざるをえなくなります。

 

病室でのルドヴィコとアンドレア(主人公の医師)の会話は泣けました。ディクテーションのため何度も見直し、聴き直ししましたが、そのたびに泣けました。

 

※( )内は見逃し配信の字幕より引用。**部分は聞き取れなかった箇所です。

 

ルドヴィコ:

Non è possibile. Io sono nato per giocare a tennis. Solo sai questo, no? Se non sono più un tennista che cosa sono allora? 

(ありえないだろう。僕はテニスをするために生まれてきたんだ。テニス以外に、僕に何がある?)

 

アンドレア:(涙するアンドレア)

****  Sei ancora meravigliosamente più. Potresti fare qualunque cosa con la stessa forza che hai avuto **. Perché sei sempre tu. Sei sempre tu.

(命がある。素晴らしい命があるじゃないか。君の強さがあればなんだってできる。君は君だ。それは変わらない。)

 

ルドヴィコ:(病室を出るアンドレアに)

Tu non devi rinunciare a niente. Può essere tutte e due. Sei il medico che gioca a racchettoni, che è primario. 

(どれも諦めるなよ。両方できる。ラケットで遊ぶ医者も、医長も。)

 

アンドレア:(アンドレアも医長に戻るべきかの選択に迫られている)

Dovrei avere la tua forza.

(君の強さが欲しい。)

 

ルドヴィコ:

C'è l'avrai.

(できるよ。)

 

※18歳のルドヴィコが医師のアンドレアにtuで話してますね。そこにも2人の関係性が表れているかと思いました。

 

<英訳>

It is not possible. I was born to play tennis. You just know this, don't you? If I'm no longer a tennis player, what am I then?

**** You are even more wonderful. You could do anything with the same strength you had ***. Because you are still you. You are still you.

You don't have to give up anything. It can be both. You are the doctor who plays racquetball, who is the head doctor.

I should have your strength.

There you will have it.

 

聞き取れなかった箇所以外にも間違いがかなりあるとは思いますが、ご容赦ください。(どなたか教えていただけると本当に嬉しいです。)

 

文字だけだと感動が伝わらない気もします。ぜひ見逃し配信(放送後1週間視聴可能)をご覧ください。この病室のシーンは44分あたりです。

 

(番組ウェブサイトより)

NHK総合 毎週日曜 午後11時[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:イタリア語)| 字幕放送有り]

 

※私、シーズン1放送中、何度かブログに取り上げていました。

よろしかったらお立ち寄りを。