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コツコツ投資、のんびり暮らす

特別な才能もなく歯車として働くしかなかった私が、投資で少しずつ資産を築き、働き方を変えてきました。今は仕事をセーブして、会社に縛られず、好きなことを好きなときに楽しむ、のんびりした暮らしをしています。

SNSを見ていたら、「オルカンが暴落している」という投稿を見かけました。


えっ、暴落?

自分でも確認してみたのですが、確かにここ最近は下落しています。

でも、長期で見ると「暴落」と呼ぶほどなのかな?というのが正直なところです。


株式市場では、最高値から5〜10%程度下落することは、それほど珍しいことではありません。こうした下落は一般的に「調整」と呼ばれます。


一方、20%以上の下落が続くような局面になると、「ベアマーケット(弱気相場)」と呼ばれることが多くなります。


こうした目安を知っておくだけでも、SNSで「暴落!」といった投稿を見たときに、少し冷静に判断できるようになります。


そして、オルカンの特徴も忘れてはいけません。


オルカンは、特定の国や企業だけではなく、世界中の数千銘柄に幅広く投資するインデックスファンドです。


もちろん、世界の株式市場全体が下落すれば、オルカンも下がります。


でも、長期で見れば、世界経済の成長とともに株式市場が成長していくことを期待して持ち続ける商品です。


さらに、今日は9月11日。


このあと米国のCPI(消費者物価指数)の発表を控えています。


CPIの結果によっては、米国株や為替が大きく動き、オルカンにも影響が出る可能性があります。


そのため、短期的にはもう一段下がることもあるかもしれません。


でも、そんなときこそ「暴落した!」という言葉だけに反応するのではなく、実際にどのくらい下がっているのか。そして長期で見ると、今はどの位置にいるのか。


そこを冷静に見ることが大切だと思っています。


私自身もオルカンを持っていますが、数日や数週間の値動きだけで慌てて売るつもりはありません。


SNSの「暴落」という言葉に振り回されず、自分の投資期間に合わせて相場を見る。


長期投資では、それくらいの距離感も大切なのかもしれません指差し

いまアメリカで、ちょっと気になる話が出ています。


トランプ大統領が、共和党が11月の中間選挙で上下両院の過半数を維持した場合、アメリカの成人に1人5,000ドルを支給する「トランプ・ディビデンド(配当)」を検討すると表明しました。


5,000ドルといえば、日本円にすると約70万円。


もしアメリカの成人約2.4億人を対象にすると、単純計算で約1.2兆ドル。日本円なら170兆円を超える、とんでもない規模です。(MarketWatch⁠)


そこで気になるのが、


「アメリカって、財政赤字なんじゃないの?」


ということ。


もちろん、財政赤字でも政府がお金を配ること自体はできます。


ただし問題は、そのお金をどこから持ってくるのか。


トランプ政権側からは、関税収入を財源にする案が示されています。


でも、関税で集められる金額だけでは、この5,000ドル給付をまかなうには大きく足りません。イェール大学のBudget Labの試算では、現在の関税による収入は10年間で約1.9兆ドルとされており、1回の給付だけで約1.2兆ドルかかるとすれば、単純比較でもかなり厳しい計算です。(MarketWatch⁠)


足りない分を国債でまかなえば、当然ながら政府の借金はさらに増えます。


アメリカの財政赤字は、すでに年間約1.8兆ドル規模。政府債務も40兆ドルを超えています。(AP News⁠)


さらに、国民に一斉にお金を配れば、消費が増えて景気を刺激する一方で、インフレを押し上げる可能性もあります。


そうなると、


給付金で景気を刺激

↓

物価が上がる

↓

FRBが利下げしにくくなる

↓

金利が高止まりする


という展開も考えられます。


株式投資をしている私としては、「70万円もらえる!」という話だけを見るのではなく、その裏側でアメリカの財政や金利がどう動くのかのほうが気になります。


もっとも、現時点ではまだ具体的な制度として決まったわけではなく、議会の承認も必要です。(Reuters⁠)


それにしても、財政赤字なのに「配当を出します」と言われると、


「その配当、利益から出てますか? それとも借金ですか?」


と聞きたくなりますね。


アメリカの財政赤字、金利、インフレ。


これからの株式市場を見るうえでも、ますます無視できないテーマになってきそうです指差し

最近、SNSで桐谷広人さんの


「円安のときにオルカンを買うのは少し考えたほうがいい」


という発言が話題になっています。


ただ、これは最近の発言ではなく、2024年に収録されたインタビューでの話です。桐谷さんは当時、1ドル=150円前後の為替を見て、「今は円が安すぎるので、オルカンや米国株を買うなら少し慎重になったほうがいい」と話していました。(All About(オールアバウト))


その理由はシンプルです。


例えば、1ドル150円のときにオルカンを買い、その後、株価が50%上昇したとしても、もし為替が1ドル100円まで円高になれば、為替差損によって利益が小さくなる可能性がある、という考え方です。(All About(オールアバウト))


この話を聞いて、私も改めて考えてみました。


実は私もオルカンを持っています。


ただ、買ったのは今ではなく、かなり前です。


そして、オルカンというと「全世界に分散」というイメージがありますが、実際には米国株の比率がかなり高く、為替の影響も受けます。


だから、「オルカン=安心」「全世界だから関係ない」と単純には言えないのかもしれません。


一方で、今回の話で少し不思議に思ったこともあります。


桐谷さんが「150円は円安」と話していた2024年当時と比べると、現在も1ドル153円前後。むしろ、今のほうが少し円安です。


そう考えると、今回SNSで話題になっているのは、


「今すぐオルカンを買え」


という話ではなく、


「海外資産には株価だけでなく、為替の影響もあることを知っておこう」


というメッセージなのだと思います。


そして、ここから先が難しいところ。


もし「120円まで円高になったら買おう」と考えて待っていても、その間に株価が上がってしまうかもしれません。


逆に、今が高値だと思っていても、さらに円安が進む可能性もあります。


結局のところ、為替を完璧に読むことは誰にもできません。


だから私は、かなり前に買ったオルカンを今も持ち続けています。


円高も円安も、株価の上昇も下落も含めて、長い時間をかけて付き合っていく。


それが、私なりの投資の考え方です。


桐谷さんの話をきっかけに、改めて思いました。


投資では「何を買うか」だけでなく、


「どんな値段で、どんな為替で買っているのか」


を知っておくことも、大切なのかもしれません指差し