いやー、今日は本当に大荒れの相場でしたねー!
朝から嫌な雰囲気ではありましたが、まさかここまで下げるとは……。
11月4日の東京株式市場。日経平均は一時3,000円を超える下落となり、午後1時35分には前日比3,001円安、さらにその数分後には一時6万円割れ寸前の水準まで売り込まれました。
ところが、そこから相場は急反発!
終わってみれば、日経平均は前日比893円23銭安の62,188円63銭。
一時のパニックのような売りからは、かなり下げ幅を縮小して取引を終えました。
いったい何が起きていたの?
もちろん大きな材料のひとつとなったのが、アメリカの中間選挙です。
民主党が議会で勢力を伸ばすとの報道を受け、トランプ政権の政策運営に対する不透明感が意識されました。
特に市場が警戒したのが、AIや半導体関連への影響です。
AI規制が強まれば、データセンター建設や関連設備への投資に影響が出るのではないか。
そんな懸念から、これまで相場をけん引してきたAI・半導体関連株に売りが集中しました。
アドバンテスト、ソフトバンクグループ、東京エレクトロン、キオクシアなど、日経平均への寄与度が大きい銘柄が大きく売られたことも、指数の下落を加速させたようです。
また、為替市場でも円高・ドル安が進行。
リスク回避の動きが広がり、東京市場全体に重苦しい雰囲気が漂いました。
ただし、全面安というわけでもない
こんな大荒れの相場でも、すべての銘柄が売られていたわけではありません。
前場の段階では、東証プライム市場で値上がり銘柄が413銘柄あった一方、値下がりは1,103銘柄。
かなり厳しい状況ではありましたが、任天堂やファーストリテイリングなど、買われていた銘柄もありました。
業種別では、空運、不動産、陸運などが比較的しっかり。
半導体やAI関連に売りが集中する一方で、資金の向かう先が変わっているようにも見えます。
決算シーズンも見逃せない!
そして、もうひとつ注目したいのが企業決算です。
今日も注目企業の決算発表がありました。
まずはIHI。
2027年3月期の中間決算では、純利益が前年同期比52%増の849億円。さらに通期の純利益予想を1,720億円から1,850億円へ上方修正し、年間配当も23円から25円へ増額しました。
なかなか力強い決算ですね!
そして、今日ひときわ目立っていたのが三菱商事。
こちらも通期純利益予想を1兆1,000億円から1兆2,000億円へ上方修正。さらに驚いたのが、上限1兆円という大規模な自社株買いです。
取得した株式は全数消却する予定で、株主還元への積極的な姿勢も示されました。
この発表を受けて、三菱商事の株価は大きく上昇。終値は前日比7.88%高となりました。
日経平均が一時3,000円を超える下落となるなか、こうした好材料を発表した企業にはしっかり買いが入る。今日の相場を象徴するような動きでしたね。
一方で、好決算を発表しても、相場全体の地合いによって株価の反応は変わります。
企業の稼ぐ力だけでなく、株主還元や今後の成長への期待など、投資家が何を評価しているのか。決算シーズンは、改めて企業の中身を見直す良い機会でもあります。
明日以降も決算発表が続きます
今週はまだまだ大型企業の決算発表が続きます。トヨタ、任天堂、三菱重工など、注目度の高い企業も控えています。
特に重工関連は、IHIに続いて三菱重工、そして川崎重工の決算も気になるところ。
業績が株価にどう反映されるのか、しっかり見ていきたいですね。
こんな日は慌てずに……
それにしても、一時3,000円超の下落から、最終的には1,039円安まで戻すとは。まさにジェットコースター相場。
ただ、終値でも1,000円を超える下落ですから、決して安心できる状況ではありません。
政治情勢、AI・半導体への期待と警戒、そして企業決算。
いろいろな材料が入り乱れて、相場の方向感がつかみにくくなっていますね〜。
大切なのは、株価の動きに一喜一憂することよりも、保有する企業の価値を見失わないこと。
こういう相場だからこそ、改めて投資理由、「なぜこの銘柄を保有しているのか?」などを確認しながら、これからも自分のスタイルで乗り越えていきたいです![]()