企業への不正アクセスや情報漏えいが相次いでいます。
最近では、電子書籍サービスの「コミックシーモア」でも不正アクセスによる会員情報の流出が確認されました。SNSでは「読んでる漫画の履歴までバレたら、いろいろと困るんだけど!」なんて声も。
人には知られず、こっそり楽しみたい作品もあるもんね![]()
こうしたニュースを見ると、サイバー攻撃が身近な問題になっていることを実感します。
被害に遭う企業や利用者にとっては深刻な問題ですが、株式投資の視点で見ると、こうした出来事が新たな投資チャンスにつながる可能性もあります。
不正アクセスが相次げば、企業はセキュリティ対策の強化を迫られます。そうなれば、サイバーセキュリティ関連企業にとっては、需要拡大の追い風になるかもしれません。
そんななか、注目したのが サイバーセキュリティクラウド(4493)。
不正アクセス対策への需要拡大が期待され、株価が一時ストップ高となるなど、大きく買われています。
こういうニュースを見ると、気になるのは「この銘柄が上がった」ということだけではありません。
ほかのサイバーセキュリティ関連株にも、買いが広がるのでは? ということ。
今後の注目候補を考えてみました。
なぜサイバーセキュリティ関連株が買われるの?
企業の不正アクセスや情報漏えいは、もはや特定の業界だけの問題ではありません。
被害が発生すれば、顧客への補償やシステムの復旧に費用がかかるだけでなく、企業の信用にも影響します。
そのため、被害が相次げば、企業がセキュリティ対策への投資を増やすのではないか、という期待が生まれます。
株式市場では、こうした将来の需要拡大を先取りして、関連企業の株が買われることがあります。
実際、10月中旬にも複数のサイバーセキュリティ関連株が急騰しました。
では、どの銘柄に注目すればいいのでしょうか。
私が注目したのは3銘柄
今回のテーマで、まず監視候補に入れたいのは次の3銘柄です。
① FFRIセキュリティ(3692)
サイバーセキュリティに特化した企業です。
サイバー攻撃への警戒が高まる局面では、セキュリティ関連株として物色される可能性があります。
実際に10月にも関連株として買われており、今回のテーマが続くかを見るうえで注目したい銘柄です。
② グローバルセキュリティエキスパート(4417)
企業向けのセキュリティ教育やコンサルティングなどを手掛けています。
サイバー攻撃を防ぐには、システムを導入するだけでなく、従業員への教育や企業全体の対策も必要です。
企業のセキュリティ対策が強化されれば、こうしたサービスへの需要拡大も期待できます。
10月中旬には、不正アクセス対策関連株として買われ、年初来高値を更新したと報じられています。<Cite refs={[“turn320726search0”]}/>
③ サイバートラスト(4498)
電子証明書や認証など、デジタル社会の安全性を支えるサービスを展開しています。
不正アクセス対策では、システムを守るだけでなく、利用者や端末が正当なものかを確認する仕組みも重要です。
本人確認や認証の強化という観点からも、注目しておきたい銘柄です。
こちらも10月中旬に大きく買われた銘柄のひとつです。
ただし、今から買うなら注意したいこと
ここで気をつけたいのが、関連株がすでに大きく上昇していることです。
今回のようにニュースをきっかけに買いが集中すると、短期間で株価が急騰することがあります。
一方で、期待が先行している場合は、利益確定の売りで急落する可能性もあります。
実際、今回の関連株相場でも、短期資金の流入による急騰と、その反動への警戒が指摘されています。
私なら、単純に前日比の上昇率だけで判断するのではなく、次の点を確認します。
株価が急騰したあとも買いが続いているか
出来高が増えているか
業績や受注の伸びにつながりそうか
すでに将来の成長期待が株価に織り込まれていないか
特に、今回のようなテーマ株では、ニュースが出た時点ですでに株価が大きく動いていることもあります。
「関連株だから上がるはず」と考えるのではなく、どこまで期待が織り込まれているかも見ておきたいところです。
今回注目した3銘柄は、いずれもセキュリティ需要の拡大というテーマに関連していますが、株価の動きや業績はそれぞれ異なります。
大切なのは、話題になってから慌てて飛び乗るのではなく、関連銘柄をあらかじめ調べておくこと。
ニュースをきっかけに、どんな企業に需要が生まれるのかを考えるのも、株式投資の面白さですね。
引き続き、関連株の値動きをチェックしていきたいです![]()