9月16日、FRBは政策金利の誘導目標レンジを0.25%ポイント引き上げ、3.75〜4.00%としました。利上げは2023年7月以来で、今回は12対0の全会一致です。
さらに、FRB参加者の金利見通しからは、2026年中にもう一度利上げする可能性も示されました。
これを受け、米国株は下落。
9月16日の終値は、ダウ−1.21%、S&P500−0.45%、NASDAQ−0.01%でした。
ここで少し気になったのが、NASDAQの動きです。
一般的には、金利が上昇すると、将来の利益への期待で買われる成長株やハイテク株には逆風になりやすいと言われます。
ところが今回は、ダウやS&P500が下落する中で、NASDAQはほぼ横ばい。
「金利が上がったからハイテク株が大きく売られる」という単純な動きにはなりませんでした。
金利上昇は本来ハイテク株にとって逆風ですが、今回は個別企業の業績やAI需要への期待、今後の成長への期待など、金利以外の要因が株価を下支えしたと考えられます。
つまり、金利は株価を動かす重要な要因のひとつですが、それだけで株価の動きが決まるわけではありません。
今回のFOMCでも、利上げそのものだけを見るのではなく、「市場がその利上げをどう受け止めたのか」を見ることが大切だと感じました。
すでに利上げがある程度織り込まれていたのであれば、実際に利上げが行われても、必ずしも株価が大きく下落するとは限りません。
一方で、FRBが追加利上げの可能性を示したことで、今後の金利や債券利回りの動きには引き続き注意が必要です。
インフレがどうなるのか、景気は減速するのか、企業業績は伸びるのか。
こうした材料がこれからの株価にどう影響するのか、見ていく必要がありそうです。
FOMCの結果だけを見て、「利上げだから株は下がる」と決めつけるのではなく、実際の市場の反応まで確認する。
今回のFOMCは、そんなことを改めて考えさせられる結果でした![]()