株を買うとき、
「今はちょっと高いかな」
「もう少し下がったら買おう」
と思うことってありますよね。
私もあります。
できれば安いところで買いたい。
それは投資をする人なら、誰でも思うことだと思います。
でも、これが意外と難しい。
たとえば株価が10,000円のときに、
「9,000円になったら買おう」
と待っていたとします。
ところが、そのまま株価が上がって11,000円、12,000円……。
「あのとき買っておけばよかった」
となる。
じゃあ、12,000円では買えるのかというと、
「さすがに高すぎる。もう少し下がってから」
と、また待ってしまう。
そして気づけば、買わないまま株価だけが上がっていく。
もちろん、実際に下がることもあります。
でも、問題は「どこまで下がるのかは誰にも分からない」こと。
株価が10%下がったからといって、そこが底とは限りません。
20%下がるかもしれないし、逆にそこから反発して上がっていくかもしれない。
だから「一番安いところで買おう」と考えるほど、買うタイミングは難しくなります。
実際、長期投資では「市場にいる時間」が重要だとされ、最高の数日を逃すだけでも長期的なリターンに大きな差が出るというデータがあります。過去30年間のS&P500では、ずっと投資していた場合の年率リターンが約8.45%だったのに対し、上昇率の大きかった30日を逃すと約2.07%まで低下しました。(Wells Fargo Advisors)
もちろん、だからといって「何でも今すぐ買えばいい」という話ではありません。
割高だと思うなら、無理に買う必要もない。
ただ、
「もっと下がってから」
だけを理由に、ずっと待ち続けるのも考えものだと思っています。
私の場合は、一度に全部買うのではなく、欲しいと思った銘柄を少しずつ買っていくことがあります。
その後、下がれば追加で買う。
上がってしまったら、
「まあ、最初に少し買っておいてよかった」
と思う。
このくらいの気持ちでいたほうが、私には合っています。
投資では、
「安く買うこと」よりも、「買うことができること」
のほうが難しいのかもしれません。
「もう少し下がったら買おう」と待っているうちに、いつの間にか「高くなりすぎて買えない」になってしまうこともあります。
完璧な買い場を待つより、
「ここなら買ってもいい」と思えるところで、少しずつ始める。
長期投資なら、そんなやり方もありなのではないでしょうか![]()