本日、ソフトバンクグループの個人向け社債「第70回無担保普通社債」の利率が発表されました。
年4.75%(税引前)に決定。
仮条件は4.30%〜4.90%だったので、かなり上限に近い水準での決定です。
100万円購入した場合、税引前の利息は年間47,500円。
税引後でも、年間約37,800円の利息を受け取れる計算になります。
数字だけを見ると、かなり魅力的ですよね。
では、この「4.75%」をどう捉えればいいのでしょうか。
3つのポイントで見てみます。
1.「普通社債」で4.75%という水準
今回の社債は、リスクの高い劣後債ではなく、無担保普通社債(シニア債)です。
それにもかかわらず、年4.75%。
現在の国内の社債市場を考えると、かなり高い利率だと感じます。
「社債=低リスク」というイメージだけで考えると、この数字には少し驚きます。
ただし、ここで忘れてはいけないのが、
なぜ4.75%もの利率が付いているのか?
ということ。
2.なぜ、ここまで高いのか?
高い利率には、それなりの理由があります。
ソフトバンクグループは、通信会社というより投資会社としての側面が強く、保有資産の価値や投資先の状況によって業績・財務が大きく変動する可能性があります。
また、今回の償還期間は7年。
基本的には、その間お金を固定することになります。
もちろん途中で売却することはできますが、その時の市場金利や信用状況によっては、購入した金額を下回る可能性もあります。
つまり、
「4.75%もらえるからお得」
だけではなく、
「7年間ソフトバンクグループにお金を貸す。その対価として4.75%を受け取る」
と考えた方が分かりやすいのかもしれません。
3.では、どう付き合う?
税引後でも年間約3.78%。
この利率は、やっぱり魅力的です。
ただ、私なら「利率が高いから」という理由だけで、資金を大きく移すことはしないと思います。
あくまで、
「しばらく使う予定のない余剰資金の一部を7年間寝かせる」
くらいの感覚。
株式とは違い、値上がり益を狙う商品ではありません。
その代わり、決められた利率で利息を受け取りながら、満期まで保有するという選択肢があります。
結局のところ、今回の4.75%は、
「ノーリスクで4.75%もらえる」数字ではなく、リスクを引き受ける対価としての4.75%。
ここをどう考えるかが、一番大事なのかなと思います。
私自身は長期投資が中心なので、株式とは違う値動きの商品をポートフォリオに少し加えるという意味では、こうした社債も面白いなと思っています。
ただし、投資はあくまで自分が納得できる範囲で。
「4.75%だから買う」ではなく、「このリスクを取って4.75%を受け取りたいか」
と考えてから決めたいところです![]()
