電験三種試験まであと66

今日の学習内容

法規テキスト第4章 高低圧混触の危険防止

・変圧器低圧側電路の接地

・1線地絡電流の計算

 

進捗度  △

理解度  △

 

今日のまとめ(おさらい)

 

・高圧又は特別高圧の電路と低圧の電路が混触すると低圧電路に高い電圧が侵入し大変危険であるため、電技では防止対策として、高圧電路又は特別高圧電路と低圧電路とが結合する変圧器の低圧側には必ずB種接地工事を施すように規定している。

・低圧側に接地工事が施してある場合、高低圧混触事故が発生するとこの接地点を通じて高圧又は特別高圧電線路に1線地絡電流が流れる。低圧電路には(1線地絡電流)×(接地抵抗)に相当する電位上昇が発生する。したがって、電位上昇を安全な値に抑制できるようなB種接地抵抗値が定められている。

・電技ではこの電位上昇を一般的に150Vとし、高圧電路又は35000V以下の特別高圧電路と低圧電路との混触により低圧電路の対地電圧が150Vを超えた場合に1秒を超え2秒以内に自動的に高圧電路又は35000V以下の特別高圧電路を遮断するときは300Vまで、1秒以内に遮断するときは600Vまで電位上昇を許容することしてB種接地工事の接地抵抗値を規定している。

 

 

明日の予定

・架空接地線と架空共同地線

・混触防止板付き変圧器の施設

・特別高圧変圧器の高圧側放電装置