家の廊下を数匹の猫が駆ける。
猫がバタバタと駆け出して行く。
家の猫と解るが、脚に当たりそうで避けるのに気を使って立って、やれやれとやり過ごして安心して居ると…。
見知らぬ大きめな和金、尻尾が三つに分かれた金魚が猫の後から、猫を追いかける様にピシャピシャと走って行く。
勿論夢なのだが、寝ている間は如何なる狂気が頭に有ったとしても、正常の範疇(はんちゅう・はんいない)で、起きて居る時に少しでも此をはみ出ると狂人と成る。
少しでも。
正常も狂気も紙一重。
何処まで正常を保てるか?。
政界、財界の中には少しはみ出て居る方も居るが、身分、地位の故個性と成って居る。
ポスターの標語でも、少し一般の感性からはみ出ると、袋叩きだ。
果たして金魚が自由に走る日は来るのだろうか?。
2018年10月17日
ー終わりー
ルームカフェ美和
自由空間しおん TEL03-3782-1546