低温火傷に敗血症。担ぎ込まれた父はそのまま入院。
「詳しく調べないと何とも言えませんが最悪ですと膝から下を切断しなくてはならないでしょう」
医者の言葉に目の前が真っ暗に・・何てドラマを今まで腐るほど観てきましたが
本当にそんな風になるんですね。
「敗血症もありますのでしばらくは点滴と抗生物質で様子を観ましょう」
心配する母の頼みも有りしばらくは毎日の病院通いが二、三週間ほど続きました。
講師の仕事は週一日なので大丈夫でしたが小説は一人廊下で書いてました。
出来なくは無いですがさすがに毎日は仕事に影響が出ます。
親父の容態が落ち着いてからは一日置きにしてもらいました。
これで少しは仕事が出来る・・何て思っていたらです。
「うちの病院では判断できかねる状態なので専門医の居る病院をお勧めします」
紹介されたおは広尾にある医療センターでした。
早速広尾に何度か出かけて転院の手続きを済ませると翌週には親父を連れて転院しました。
大きくて綺麗な病院です。で、部屋に入った親父が一言。
「ここは何て言うホテルだ?一泊いくらだ?」
「病院だよ、病院」
冗談なのか本気なのか分かりませんが入院してからボケが進んだ気がします。
確かに綺麗で広くて素晴らしい病院ですが自宅から二時間近く掛かります。
しばらくは一日置きでしたが二日置きも混ぜてもらいました。
ガソリン代と駐車代と躰とがもたないからです。