謎のカメがいた場所で | 302号室のヘビとトカゲとヤモリたち

302号室のヘビとトカゲとヤモリたち

レオパ、フトアゴ、アオジタ、ノギハラバシリスク、コーンスネーク、ニホンヒキガエルたちとの楽しい生活

 今日も夕方のウォーキングで水路に沿って歩いていると、
 
 あっ! あれは!
 

 スッポーーーーン!
 
 今年はスッポンをよく見かけます。もはや見つけるのは簡単といってもいいくらいです。
 
 先日ガメラとおぼしき謎のカメがいた場所で、今日は別の生き物を見つけました。
 

 わかるでしょうか? 二匹いますよ。
 

 ほら、二匹います。わかりますか?
 

 ウシガエルーーーー!
 
 でっかいウシガエルでした。15cm以上あったんじゃないかな?
 雨が降ったり湿度が高い日は、家にいても外からいろんなカエルの声が聞こえてきます。「ケロケロケロケロ」とか「クワクワクワクワ」という声といっしょに、ひときわでっかく低い声で「ヴォオーウ……ヴォオーウ」と聞こえてくると、思わず笑ってしまいます。こいつがまさにその声の主なのかな?
 
 
 
 ウォーキングから帰ると、ちょうどよし子が起きてきたところでした。
 

 よし子、今日はでっかいウシガエルを見たぞ。ほら、あのガメラがいた場所で。
 

「がめらなんていません」
 そ、そうか……。まあ、なんにせよ、あの場所は生き物にとって居心地がいいんだな。石がごろごろあって、水草も茂っていて。だからガメラも――
 

「がめらなんていません。あれはふぃくしょんです。だいえい(げん:かどかわ)のかいじゅうえいがです」
 そ、そうか……
 まあ、でもあれだな――
 

「がめらなんていません」
 そ、そうか……。
 
 よし子はとても現実的のようです。