あつまれ アシダカの森 | 302号室のヘビとトカゲとヤモリたち

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レオパ、フトアゴ、アオジタ、ノギハラバシリスク、コーンスネーク、ニホンヒキガエルたちとの楽しい生活

 ちょっと前に(1ヶ月くらい前かな?)、部屋にアシダカグモが出たという記事を書いたのを覚えていらっしゃるでしょうか。
 去年までは部屋にアシダカグモが出たら、丸めた新聞紙で窓のほうに追いやったりして、とにかくどうにかして出ていってもらっていました。でも先月のあのチビアシダカから、もう放っておくことにしました。アシダカについて学び直し、「恐がるのではなく、その存在を認め尊重する」と気持ちを切り替えたのです。まあ苦手は苦手ですけどね。なにしろその姿のインパクトが強すぎて。
 
 その後は何ごともなくふつうに生活していました。アシダカグモの姿も見えません。彼らも人間の目の前にわざと出てくるわけではありませんからね。
 ところが、ほんの数日前――
 
 ゲエエエエ! でででで、
 

 出たあああ!! 本棚に! ほら、真ん中ら辺、『へんないきもの』を指差すかのように! なんなんだそれは!? 自虐か!?

 

 このアシダカグモ、先月に現れたやつより小さい気がします。別グモです、おそらく。二匹目か! 二匹目の入居者なのか!?

 

 まあ、アシダカグモはとても縄張り意識が強いらしく、基本的にひとつの家に一匹しか棲みつかないようです。だからぼくの家にアシダカグモがわらわらと住んでいるということではないと思いますが――

 

 今朝!

 

 ぼくはすのこベッドに布団を敷いて寝ているのですが、朝起きてすのこベッドを折り畳むと、何かがフワッと舞い上がりました。

 シルエットですぐに「ア、アシダカ!?」と思ったのですが、よく見ると、

 

 抜け殻! アシダカグモの!

 おい! ぼくが夜すやすや眠っているその真下で! すのこベットの隙間が3cmくらい、布団の厚さが6cmくらいだとして、ぼくとわずか9cmの距離で、頑張って脱皮なんかしちゃってるのか!?

 完全に暮らしてるじゃないか、ぼくの部屋で! アシダカグモが! しかも一匹じゃない、複数匹入り込んでいるのが確定してるし! わらわら集まってるわけじゃないと思っていたが、集まってるのか? アシダカがぼくの部屋に集まってるのか!? 『あつまれ アシダカの森』か!?

 
 
 
 

 今日の昼間のよし子。
 暖かくなって、レオパたちのラックのビニールシートを昼間は取っ払っているので、写真が撮りやすくなって嬉しいです。
 

 すやすや眠る姿をバッチリ撮ることができます。
 

 17日の地震では福岡も少し揺れました(震度3)。あのときはちょうど歯を磨いていて、スマホがいきなり大音量で「ヴィィ! ヴィィ! ヴィィ!」と鳴りだし、ぶったまげました。
 緊急地震速報だとわかってすぐに生き物たちのラックへ向かい、倒れないように支えたのですが、そのときのよし子は「む? またごはんをくれるのですか? きょうはきまえがいいですね」という顔をしていました。どうやら地震でラックが揺れてるのを、ぼくがビニールシートを外すときの揺れだと思ったようです。
 平和な生き物ですね。
 それでこそレオパですね。