みのるが例によってトイレ皿で寝ていました。
例によって皿の上にするべきフンを外にし、フンがあるべき場所で寝ていました、例によって。
それにしても立派なフンですね。
長年の観察で、みのるはトイレ皿で寝ているときに、寝相を変えながらゆっくりと時計回りに回ることがわかっています。そして今日、もうひとつわかったことがあります。それはみのるがトイレ皿の上で、どのくらいの時間で一回転(一周)するのかということです。
最初、みのるは頭を皿の左上に向けて寝ていました。時計でいうと10時の辺りですね。
しばらくすると、
すこし回転していました。頭が12時を指しています。
またしばらくすると、
またすこし回転していました。2時くらいを指しています。
しばらくすると、
またまたすこし回転していました。4時半くらいを向いています。
こうしてゆっくりゆっくり回転し、やがて、
一周しました。
かかった時間はおよそ3時間。みのるは3時間かけて皿の上で一回転するのです。
これはもしかしたらいつの日にか、新たな時間の単位になったりするのかもしれません。1分は60秒、1時間は60分、1日は24時間。そして「1みのる」は3時間。
いつの日か、明日の約束の時間をずらしてほしいときなんかに、LINEで「ごめん🙇 明日の待ち合わせ、1みのる遅らせてください🙇🙇🙇」なんて送信するようになるかもしれません。
日が暮れて、パッチリ目を覚ましたみのる。
まさか自分の名前が新しい時間の単位になるなんて、まだ考えてもいないでしょうね。