現代メディアよろず研究所

現代メディアよろず研究所

最新ではない映画、本、ゲーム、テレビなどあらゆるメディアについて、鋭い切り口から研究していきます。

考えるんじゃない。感じるんだ。

Amebaでブログを始めよう!
iPhone6で盛り上がる家電屋で、小生は2013年モデルのNexus7を買った。
ポイントがもうすぐ失効するよとハガキをもらったからとりあえずプリンタインクでも買おうかと行ってみただけなんだが。

うちにはスマホ以外にすでに2台のタブレットがある。ひとつはiPad2、もうひとつが旧型Nexus7。ついでに言うと、電子インク版のKOBOもある。

iPadは子供の教育用兼小生のベッドにアームスタンドを取り付けて寝ながら動画を見る端末として。

Nexusはもちろん外出用だが、うちでは紙媒体の新聞をやめて電子版を購読しているので、朝の新聞はNexusで読むことが多い。外出時にBluetoothキーボードを一緒に持ち歩き、メールやツイッターなどもする。

ちなみにそのキーボードはこれなのだが、
ELECOM Bluetoothキーボード iOS対応 スライド式 パンタグラフ ブラック T.../エレコム
¥15,012
Amazon.co.jp


折り畳み時は16cmというコンパクトサイズで、使用する時は両手で持って引っ張るだけでスマホ用スタンドと共に0.5秒くらいで広がってくれる。その際に「ジャキーン!」という音がして、中二病を患っている小生のソウルを震わせてくれる。
打鍵感も意外や意外、このサイズとしては考えられないほど打ちやすく、タイプミスもほとんどない。
メールも極力無視するほどスマホやタブレットでタイプするのが大嫌いな小生には必需品なのである。


さてさて新型Nexus7。新型といっても去年のモデルなので、全くニュース性はないのだが…。

そもそも買うきっかけは、妻がメールやWebブラウジング及びカラー版KOBO書籍の閲覧ができるまともなタブレットがほしいということだった。だったら、新型を買ってお古を妻にやろうと。

その程度の感覚だったので、いつもほど胸がときめくような買い物でもなかったのだが、そこはさすが新型。解像度が高くてキレイな上に、動作がかなりキビキビしている。いつもはテキスト版で読む日経新聞もつい紙面ビュアーで読みたくなるのである。

逆に大きさは前機種より抑えられており、薄くなり、数十グラムだが軽くなっている。この差は実は結構大きくて、手に持って使いたい時にかなり楽になるし、バッグも広くなった気がする。


そして新型はQi対応ということで、まあどうしても必要ということではなかったのだがこういうガジェットが好きな小生は同時に購入してしまったのが、Qi対応無接点充電器。

ん~、分かっちゃいたけどこれは便利だ。
そもそもスマホやNexusなどを充電するのに、いちいちあのちまこいMicroUSBの抜き差しをするのが許せなかった。入れにくいし壊れやすい。
ましてやガラケー使ってた頃は充電器というのがちゃんとあって、カチャっと置くだけで充電ができたのに、なぜ時代が進んでここだけ退化したのだろうか。

ちなみに今使ってるスマホのAQUOS Phoneも専用充電器が最初から付いていてゴキゲンなのである。



iPadを買う時は、タブレットに憧れてて、もう何でもいいからタブレットが欲しいと思って買ったもの。その競合相手はなんとシャープのガラパゴスだった。2つ探して最初に在庫があった方にしようと。

今思えばiPadの方が先に見つかって本当によかったと思う。ガラパゴスなど買っていたら1週間で死ぬほど後悔してただろう。

iPadは最初はそのつもりはなかったけど、とにかく良かったと思ったのは、幼児の教材としてだ。まず指で自由に絵が描ける。7割はこれで、うちの子の場合だとひらがな、カタカナ、初歩的算数まではほぼ100%iPadで完了した。

というようなことを書くと、何となく保守的なことを言いたがるヤカラからは「子供にはちゃんと紙と鉛筆で教育を施すべきだ」という根拠薄弱な声が聴こえてきそうだが、紙と鉛筆を使いたければ使えばいいし、うちだって使っていた。ただ、ベースの「授業」としてはiPadを使っていたのだ。

何が便利かというと、例えば筆談アプリを使えば2画面分割になっていて、片方が書くとその対面の画面にも同じ内容が表示される。座ったままこちらが字のお手本を書けば赤い字で子供に見える。その赤い字のお手本を子供は青い字でなぞる。次は子供から青で書かせて、こちらは赤で修正する。実に効率が良い。

鉛筆の持ち方を覚えさせたいなら100均で売っているタブレット用のペンを買えば良い。子供が書いたものを保存したいならその時は紙を使えばいいし、何ならiPadで書いたものを電子保存しても良い。

ASUS Nexus7 ( 2013 ) TABLET / ブラック ( Android / .../Asustek
¥28,594
Amazon.co.jp


ゼルダ無双。多分プレイ時間は十数時間だと思うが、ついに噂のフリーズを食らった。

スペックの割りに結構無理をさせてるらしいというようなことはすでに書いたが、ネットの投稿を見ているとアクション以外のシーンでもフリーズが起こっているようなので、重いだの軽いだの以前の、もっと根本的なところに原因はあるようだ。

WiiUという(一応)最新のマシン、コーエーテクモという(一応)一流のゲームメーカーにしてなぜこのようなバグが存在するのか不思議だ。これだけの報告があるということは、事前のテストプレイでも確認できていたはず。

まあ、それはともかく、フリーズバグと言えばプレステのドラクエ7の時の方がはるかにダメージが大きかったし、さらにはファミコンのドラクエ2の「じゅもんがちがいます」はフリーズより2ランクほど上の絶望感を味わったものだ。

そういうおっさん世代にとっては大した問題ではなかったりする。

しかし、メーカーは対処するらしいのだが、DL版はともかく、パッケージ版はどうするのだろう。HDDにパッチを入れておいて、RAMに読み込む度にパッチを当てるという具合かな?ロード時間長くならなければいいが。


それともう一つ、噂になっていないバグを発見した。

ステージは水の神殿で、1度クリアした後、獲り損ねていたスタルチュラを獲りにゴロンで2度目。
こっちはすでに段取り分かってるからスタルチュラ目当てで先手先手で進めていたところ、物理的にはルトが閉じ込められているのに、「閉じ込められたイベント」が発生せず、話が前に進まなくなったのだ。
イベント前に南西、南東の部屋を制圧してしまったことがフラグの整合性を崩してしまったのかもしれないが、これが小生の勘違いではなく本当にバグだとしたら、結構いい加減な仕事をしているものだ。


とはいえ、何度も言うが、このゲームはすごく面白い。
初めてやった無双シリーズである『真・三国無双4』と公正な比較はできないが、熱中度としてはこれがベストかもしれない。

戦略性、アクション性、世界観、キャラの魅力。
本家無双のキャラ作りも決して悪くはなかったが、シリーズが進むに連れてあまりに美麗化され、時にキャバクラ状態になってやや食傷気味になっていた小生にとって、ゼルダ無双は実に素直で新鮮に映る。


どうでもいいことだが、プレステのフリーズバグって言うと、『風のクロノア』がラスボス直前で固まってクリアできなかったのを思い出す。念のため2回やったら2回目も同じだった。
金返してほしいわ。借りパクだったけど。

ゼルダ無双 プレミアムBOX (初回特典「勇気」コスチュームセット3種 同梱)/コーエーテクモゲームス
¥11,664
Amazon.co.jp


買ってしまいました、WiiUの『ゼルダ無双』。

無双好きで任天堂好き、さらにはゼルダ好きと来れば買わないわけにもいかず、発売日に入手いたしました。
残念ながら、予約ではなかったので置時計が付いてない方でしたが。

さて、まだ数ステージこなしたところですが、とりあえず。

本家以外の無双と言うと、アニメ人気に胡坐をかいたような感じで、結構いい加減だったりしますが、今回は初めての他社ゲームキャラでしかも任天堂。いい加減な仕事もできません。

その期待通り、ゼルダ無双は面白いです。

以下、主に本家『戦国無双』『真・三国無双』シリーズと比較してのレビュー。


プレイキャラの人数は10人ちょい。本家が何十人もいるので見劣りするかもしれませんが、その本家だって実際にプレイするのはほんの数人でしょう。

「斬る」爽快感に関してはやはり人間相手でないため本家に譲るものの、敵の数自体は勝るとも劣らず、普通にやってて軽く2000を超えたりします。

しかししかし、ゼルダ無双の肝はそこにはあらず。

本家と一番違うのがスピード感(せわしなさ)だと思います。本家だとステージにもよりますが、出てくる雑兵をとりあえずザックザックと斬って適当に武将倒してクリアってなことができますが、ゼルダ無双の場合、常に敵から本拠地を狙われており、ダラダラやっているとあっという間に「敗北」になってしまうのです。

時には画面を埋め尽くすほどの雑兵や拠点兵長をシカトしてでも全速力で駆け抜け、適所で処置を求められますし、もちろんルート選びもかなり重要になってきます。この辺の戦略性は本家無双にはなかった点と言えるでしょう。

各ステージにはゼルダではおなじみの「スタルチュラ」が1匹ずついて、条件を満たすと出現するのですが、難易度「普通」でストーリーを順番にこなしていても、入手率はいいとこ5割でしょう。探しているうちにやられてしまうケースが多いのです。

その代わりかどうか分かりませんが、ゼルダでは本家と違って、途中でゲームオーバーになっても「チェックポイント」なるものがあって、そこまで巻き戻してリトライできるようになっています。しかもリタイアを選んでもそこまでプレイした分の経験値やアイテムは保持される仕様。つまり、少々難しくても遠慮なく何度でもトライできるわけです。

さらに本家と違う点は、サブウェポンの存在。まあ、本家でも2種類を使い分けたりできましたが、ゼルダの場合、バクダンやブーメランなど、初代から御馴染みのリンクとは切っても切れない武器がサブウェポンとして使いますので、いかにもゼルダをやってるという感じです。

そして何よりの大きな違いはボスキャラの存在でしょう。本家無双だと相手が誰であれ、適当にポジショニングさえしていればあとはひたすら斬りまくるだけですが、ゼルダ無双に関してはそうはいきません。ボスはしっかり「ゼルダ」なので、決まった攻略法と結構高いアクション性でもってやっつける必要があります。

やや難ありかと思ったのは2人同時プレイ。同時に表示される敵の数が物凄い上にWiiUはさほど高性能というほどのスペックではない(らしい)ので、フレームレートがガクンと落ちます。それでも敵の数は2人プレイ時には少なくなるよう調整されているようですが、まあ仕方ないでしょう。メインは1人プレイでしょうしね。


といった感じのゼルダ無双ですが、小生はまだ序盤。クリアが楽しみです。


ゼルダ無双 プレミアムBOX (初回特典「勇気」コスチュームセット3種 同梱)/コーエーテクモゲームス
¥11,664
Amazon.co.jp


AKB総選挙はすでに風物詩になっているが、小生だけは慣れることなく、いまだ「常識が置いてけぼりを食らってる感」を強く強く感じている。

ASKAの逮捕で例によってドラッグが注目されることになり、「正常な判断力がウンヌン」などと言うフレーズがよく聞かれた。では、CDプレイヤーに入れることすらなく捨てるCDを購入するのが正常なのか?って言えばファンは怒るだろうが、少なくとも僕はそれを正常な判断だとは思えない。

「人気」と金を等価に扱うシステムに対する批判も、聴かれることなく廃棄されるCDを売ることに対する批判もどこへやら。まだコンテンツとして使える以上マスコミは持ち上げるし、叩くも褒めるも実はネットメディアよりマスコミの力の方がはるか上ってことが分かる。

視聴率はNHK『7時のニュース』や『サザエさん』に比肩し、選挙で動く金は『24時間テレビ』の寄付金をはるかに上回っている。で、トップ獲った小娘が「皆さんからの票は愛です」なんて言ってるんだから、皮肉なものだ。日テレよりAKBの愛の方が力を持ってるってこと。

ってことでそろそろAKB総選挙もCD抱き合わせをやめて、チャリティー化したらどうなんだろう。秋元は金なんぞ掃いて捨ててもキリがないほど持ってるんだし、五輪理事にもなったんだから、どんどん名誉欲の方を強くしていけばええやんかいさ。

AKB投票権は今の値段のままにして、単体で問題あるならチョコかハッピーターンでも付ければいい。コストが安くなった分をチャリティーに回す。資源の無駄遣いがなくなる上に、総選挙やるごとに数億円の慈善事業にもなる。どうですか、これで。

小保方さんの快挙に「ダンジョビョードーシュギシャ」が大騒ぎ。


欧米では性別も年齢も書かれていない。嬉しそうに「30歳女性」を報道するのは日本だけ!


…と言いたいらしい。


研究成果だけに注目するべきであって、プライバシーに踏み込むのは下衆の極み!


…と言いたいらしい。



偉業を成し遂げた人がいたら、その人の人となりを知りたくなるのはごく当たり前の好奇心ではないか?

「年齢も性別も関係ない」なんてことはあるわけがない。

年齢と経験には言うまでもなく密接な関係がある。例えば自分が心臓病で手術が必要になった時、25歳手術デビューの若手医師と40歳術例2000件のベテラン医師、どっちでも同じって言えるのだろうか。

また、年齢が違えば社会的地位も違う。学者として全く同じスキルがあるとしても、スムーズに成果が上げられるのはある程度年齢を重ねている方だろう。
そもそも理系の学会はホシュ親父が跋扈する魔界のようなものとも聞く。
重鎮の先生に若手や学生が質問しようとしても、そもそも一瞥もくれずに完全なシカトを食らうこともあるらしいのだ。

そんな世界のなかで30歳の女性がノーベル賞級の成果を上げたのだから、もっと注目され、もっと褒めてあげてもいいではないか。


また、大前提として、理系学部の男女比率は依然として大きな開きがある。
http://www.logsoku.com/r/rikei/1107002979/

学部や大学によっても違うだろうが、数倍~数百倍、女子が0というところも結構ある。


それでも「関係ない」と言い張るのは、そのエネルギー源が短絡的サヨクイデオロギーだからだろう。

だったら女流棋士が羽生を下したとしてもニュースにすべきではないし、小学生が気象予報士の資格を取ったとしても「関係ない」と言わなければいけない。

偉人の伝記など、書いてあるのは研究成果よりも生い立ちや人格など「下世話なプライバシー」ばっかり。小保方さんが「間違いだと言われて泣いた」のも野口英世が「てんぼうと呼ばれて泣いた」のも「エジソンは小学校に行きませんでした」のも全部同じだ。学校の図書館に並べるなんてもってのほか。有害図書指定すべきである。


ツイッターでは某ヘミニストが「プライバシーよりももっと研究成果のことが知りたいです」ってなことを書いていたが、お前はインターネットもなしにどうやってツイッターやってるんだと。検索すればいくらでも出てくる。要するに、小保方さんをおかずにイデオロギーをぶちまけたいだけなのだ。




この話は長くなりそうなので、続きは次回の講釈で……。
猪瀬の気色悪いジェスチャーと言葉の抑揚、滝クリの意味不明の合掌などを見るに、日本人にとって「国際感覚を持つ」というのは、「白人のマネをして白人に媚びる」ことに他ならないんだなと思う。小林克也の「三船敏郎の英語は思いっきり日本語訛りだがそれがかっこよかった」という言葉が好きだ。


…と書いたのが東京オリンピックが決まった時だった。

んで、流行語大賞受賞の時も滝クリは意味不明の合掌をしていたわけだが、この間誰かに突っ込まれなかったのだろうか。

まあ、突っ込まれていたとしても、今更合掌だけしないと逆におかしいし、今やめたところで最も大事な本番ですでにやってしまってるんだから、すでにどうでもいいことだ。

客観的に見て(と言っても日本人である以上完全に客観視はできないが)日本の言語なり食なりお笑いなり、これほどユニークな文化はなかなかないと思う。謙虚で勤勉で協調性のある人間性を含め、世界に誇っていいと思う。

ところが、ワケノワカラン合掌しちゃうんだ。
キャンペーンでフラッと来た外タレが「ここアジアだろ、じゃ手合わせときゃいいよな」とやっつけでやるアレを逆輸入しちゃってるわけだ。


アホとしか言いようがない。
『ピクミン3』
★★★★★★★★★☆


ピクミン3/任天堂
¥5,985
Amazon.co.jp



大体いつもそうなのだが、全くその予定がなかったのに、衝動的にWiiUを買ってしまった。

直接のきっかけは、松本人志と宮本茂の対談動画を見て、モーレツに『ピクミン3』をやりたくなったからだ。


ピクミンはゲームキューブで1を途中までやったが、その面白さについてはよく分かった。途中までしかやらなかったのは、その時ゲームから離れていたからで、特にゲームキューブのゲームは買って起動してみて終わり、というのが多い。しかもピクミン1にはクリアまでの日数制限があり、こういうプレッシャーが気軽にやるモチベーションを大きく削いでしまったということもある。


そして、「2」を飛ばして「3」。



先に言っておくが、「3」をクリアした後、「Wiiであそぶピクミン2」を買って、目下プレイ中である。よって、以下に書く事は2との比較論になる。


「3批判は全くの的外れ」


まず、ピクミン3の批判点としてよく言われるのが、「ボリューム不足」であるが、たしかにシリーズに慣れていない自分でも結構あっさり終わった感じがあるので、シリーズをやりこんだ人にとってはそう感じられることもあるかもしれない。

が、印象としてはそうでも、批判としては大いに的外れだと、2をやって感じた。



「戦略性の深み」


2のマップ構成は、かなり大雑把な地上マップに洞窟の入り口が複数あり、その中を探索する。洞窟の中は景色はもちろん、構造もかなり単純で、飽き易い。

一方3は、洞窟が一切なく、舞台は全て地上である。狭くて暗いところが嫌いな小生にとってはこの時点で3の圧勝なのだが、その地上マップが広大な上に立体的で、既存の赤・黄・水に加えて新しく登場した羽・岩ピクミンを複合的に駆使しないと攻略できない構造になっている。

2は場当たり的な攻略でもよかったが、3をスムーズにクリアしようと思うと、ゲームパッドで全体マップを見てクリアまでの大まかなスケジュールを立てなければいけない。

そこで大きなポイントになるのは、3人に増えた主人公プレイヤーと、そのプレイヤーをピクミン同様に「投げる」ことができるシステム、さらには全体マップから任意の座標を指定して「ここまで移動」を自動で行うシステムである。

これらの要素によって戦略性は格段にアップし、「マネジメント・パズル・アクション」(←適当に名付けました)としての完成型に至ったと言える。


とはいえ、ストーリーモードは2のように全く時間制限なしで探索できるわけではないにしろ、実質的にはほぼ無制限なので、そこまで必死にやらなくてもクリアはできる。これが3の良い所で、一度クリアしてももう一度短時間クリアに挑戦したくなるのである。



「本番はミッションモードか?」


ストーリーモードはダラダラやっていてもクリアできるが、ミッションモードはそうはいかない。成果によって、金銀銅のメダルがもらえるが、ストーリーモードのノリでやってしまうと何ももらえず、先述したマネジメント能力がシビアに問われる。すなわち、3人のキャラクターのうちの1人を動かしているからと言って、残りの2人をじっとさせておいたらメダルなど到底もらえないのだ。

2でのキャラクタ振り分けは、待機か、あるいは壁壊しくらいの時にしか使わなかったが、3では「ここまで移動」によって非常に戦略的なマルチタスクができるようになった=頭を使わなくてはならなくなった。

ボリューム不足を感じるのはむしろミッションモードで、パッケージ時点では15ステージほどしかない。100ステージほどあれば半年は遊べそうだ。宮本茂は追加DLCが出ることを匂わせているが、早く出してほしいところ。



「進化した操作性」



さらに2からの比較として良くなった点と言えば、操作性が挙げられると思う。

まず、ピクミンの芽を抜く際、2までは「空振り」して隊列ピクミンを投げてしまうことがよくあるが、3では「引っこ抜く」表示が出るので慌てなければ間違うことがない。

また、ターゲットロックができるようになり、2のように飛行原生生物を狙ってはあさっての方向にピクミンが飛んでいくということもない。

この操作性に加えて、先述したキャラ切り替えシステム、「ここまで移動」をズダダダッとこなす俺カッコイイ!となること間違いなし。

ところで、3はWiiリモコンでもできるし、松ちゃんとの対談ではむしろWiiリモコンを奨めていた宮本氏ではあるが、Wiiリモコンって「ここまで移動」ができるんだろうか?説明書を見てもどうもその方法が書いてないし、もしできない仕様ならば、ハッキリ言うが、3をWiiリモコンでやる意味など全くない。


「うっとりHDグラフィック」

言うまでもない事だが、ハードを1世代飛ばしたピクミンはグラフィックのレベルも凄い。HD対応になったWiiUで表現されるフィールドは非常に色鮮やかで、この点においても洞窟を廃止した意味は大きいと思う。登場する果実もほぼ実写で、実に美味そうだ。



「教育的効果」


ピクミン3はうちの6歳の息子がえらくハマって、一緒にいる時にしかやらなかったので、クリアにひどく時間がかかった。

もっとも、一緒にやると言っても息子にゲームを進めるほどのスキルはあろうはずもなく、最新セーブデータで好きにやらせて「本番」はその日を遡る、という形だった。

しかししかし。

「本番」で小生がやってる最中、ゲームパッドでマップを見てどこかに進もうとすると、「あ、そこの途中電気のやつがおるから黄ピクミン連れていかな」とか「途中にアメちゃん(ペレット)あるから取って」など、方向音痴の小生よりはるかにピクミン内の地理を頭に入れているのだ。これは驚いた。

それだけではない。

実践で使えるほどではないにしろ、3人のキャラクタに役割分担させ、壁を壊している間に別のキャラを使って原生生物を倒したりするなど、子供なりにすごく頭を使っている。

2人同時プレイができるミッションでは、連れているピクミンが少ない小生のキャラに「あ、ピクミン分けてあげるからちょっと待って」などと協調性も見せる。

これは冗談ではなく、本当に知的ゲームだと思う。

効率よく部下を使わなければいけない世の管理職の研修にも使えばいいのでは、と思うほどだ。




というわけで『ピクミン3』、小生にはこの1本でWiiU本体の半分は元を取ったとも思えるほど名作で強くオススメしたいのだが、まあ、感性は人それぞれですから。



『南北酔拳』をニコ動で初めて観た。

(フェイフォンの修行を終えて?)久しぶりに家に帰ってきた蘇化子だったが、違う流派の酔拳使いに戦いを挑まれ敗北。その雪辱を蘇化子の養子が果たす、というストーリー。

監督がユエン・ウーピン、蘇化子が『酔拳』の師匠役であり実父のユエン・シャオティエン、主役(?)の青年が実弟という同族映画。

何が凄いって、キャストが凄い。蘇化子の妻は前作(酔拳)でフェイフォンの叔母役、他流派の酔拳使いが前作の敵役、青年に拳法を教える達人が『笑拳』の適役で、ややこしくて仕方ない。


さらに凄いのは「酔拳」を冠しながら、主人公の青年は蘇化子に嫌われ結局酔拳を教えてもらわないという点。たまたま出会った人間だか妖怪だか分からない、病弱で棺桶でずっと寝てる変人に「病拳」という拳法を習って仇を倒す、というトンデモストーリー。


主役のユエン某は、完全な縁故登用で、拳法一家で動きにそれなりのキレはあるものの、なんせ華がないし、演技力もあるとは言えない。前作(?)がジャッキー・チェンだけにそのコントラストが酷い。が、話も面白いし、他のキャストが華やかなので十分観る価値はある。

今後、地上波での放送が期待できないだけに、観たい人は削除されないうちにどうぞ。
うちの車の償却がもうすぐ終わる。

まあ、償却が終わるからといって別にすぐ買い替える必要なんぞないわけだが、超円高の状況でもガソリンは140円台。もし1ドル100円になったら…などと考えたらぞっとする。

というわけで目下、新エネルギー車に興味があってしょうがない。

とはいえ、新エネ車の選択肢は実に狭い。


ともあれ、日産リーフとトヨタプリウスに試乗してきた。


まずはリーフだが、これは素晴らしかった。

音もなく走り出す様は初めて友人のベンツに乗せてもらったのを思い出したが、リーフはそれだけではない。
モーターなので、アクセルと駆動のタイムラグがほぼゼロの上に、トルクが大き目なのでモッサリ感もまったくない。
これはもう異次元的で、「まるで自分の体の一部」という表現がピッタリくる。
また、重いバッテリーを床下に敷き詰めることによってミッドシップのようなキビキビ感もある。


プリウスと大きく違うのは、このパワーと静寂性が高速に乗っても続く点だ。

燃(電)費だが、うちはソーラー発電を導入していることもあり、またディーラーでも(会員になれば)充電し放題なので、使いようによってはタダにも近いほど安くなる。

具体的に言うと、うちでは現在年間約20万円のガソリン代を使うが、リーフであれば3万を超えることはなさそうだ。

いくらプリウスが低燃費とはいえ、リーフには全く歯が立たない。



さて、航行距離だ。

メーカーによると最長で200km走るらしいのだが、これは「最適の走り方」の場合であって、ガソリン車同様、走り方によって相当の開きがある。

仮に120kmだとする。

日常の使い方ならこれでも全く問題はない。

問題は長距離ドライブだ。

例えば、東京-大阪間だと4回は充電が必要ということになる。
1回あたり20分。
コーヒー飲んでタバコ吸うには長すぎて、仮眠を取るには短すぎる20分。
これが4回。

十分面倒だが、東名ならまだいい。

もっと面倒なのは田舎だ。

ハッキリ言って充電設備はまだまだ不十分。

150km先の目的地まで行くのにディーラー経由で200kmなんてこともあるかもしれない。

「街乗りに徹すればそんなデメリットはない」
と言うとそうなのだが、先述したとおり、リーフは「この車であちこち走り回りたい」と思ってしまう車なのが逆に厄介だ。

もっとも、充電器はローソンをはじめ今後急速に普及していくのは間違いないだろうから、そういう心配もどんどん小さくなってはいくだろう。



さて、リーフのライバルになりそうなのが、プリウス・プラグインなのだが、当然まだ試乗車もない。

ということで、とりあえず現行プリウスに試乗しに行ってきた。

以前に乗ったプリウスは初代で、その後どれほど進歩しているかと少し楽しみにしていたのだが、結果としては残念なものだった。

リーフを乗った後だから余計にそう感じたのかもしれないが、モーター独特に静寂性もキビキビ感も、さほどのものではない。
リーフのように「もっと走りたい」などとは到底思えない代物であり、「燃費以外に何の取り柄もない」車を作るのは、さすがトヨタと言ったところか。


プラグインになって航行距離を気にしなくていいのは非常に大きな魅力なのだが、現行プリウスをベースにしているのなら、あまり期待はできないかもしれない。

これでカッコがいいならまだアレなんだが、「よくもこんなデザインにしたものだな」と少なくとも小生はそう思うほど、プリウスはブサイクである。

「自衛隊だったら」
と言って自衛隊員を怒らせ、
「我々九州人は」
と言って九州人を怒らせてるそうですね。

あとはB型か。


無思慮に何でもかんでも引き合いに出してくるのは、バカな上に卑怯。


「私だけでなく○○は皆そう」
「~とダレダレも言ってた」
「~ならこうする」


こういうフレーズ使いたがる奴は自分の言うことに説得力がないの知ってるから、それを増強しようとしてるわけだ。実に浅はかで幼稚。


その上、あの上から目線のゆがんだ父権主義ぶり。
元社会党らしいけど、よく社会党に少しでも社会党にいられたもんですな。


自尊心が強くて幼稚。


心を込めてサイテーと言いたい。




いや、こんなヤツ、本当はいっぱいいるんだけど、政治家やるなって。