フランスの作曲家モーリス・ラヴェルによって生み出され、時代を超えて愛され続ける名曲「ボレロ」誕生の裏側を描く音楽映画。
深刻なスランプに苦しめられている作曲家モーリス・ラヴェルのもとに、ダンサーのイダ・ルビンシュタインからバレエの音楽の依頼が舞い込む。
一音も書くことができないラヴェルは、失ったひらめきを追い求めるように人生のページをめくっていく。
戦争の痛みや叶わない愛、最愛の母との別れなど、引き裂かれた魂に深く潜り、ラヴェルはすべてを注ぎ込んで傑作「ボレロ」を作り上げる。
監督・脚本は、「夜明けの祈り」「白雪姫~あなたが知らないグリム童話~」などのアンヌ・フォンテーヌ。
出演は、「黒いスーツを着た男」などのラファエル・ペルソナ、「ベル・エポックでもう一度」などのドリヤ・ティリエ、「バルバラ~セーヌの黒いバラ~」などのジャンヌ・バリバール、「ダリダ~あまい囁き~」などのヴァンサン・ペレーズなど。
脚本は他に、「白雪姫~あなたが知らないグリム童話~」のクレア・バー。
音楽は、「ウルフウォーカー」などのブリュノ・クレ。
原題「BOLERO」
映倫区分G
2024年作品
フランス映画
配給はギャガ
製作会社はCine-@=Cinefrance Studios=F comme Film=SND=France 2 Cinema=Artemis Productions
上映時間121分
『ボレロ』はもちろん知っています。
でも、特に好きな曲ではありません。
なので、曲自体に思い入れはありませんし、ラヴェルの事もあまり知りません。
作曲家モーリス・ラヴェルの半生を描いた作品です。
なかなか良かった。
面白いです。
曲に思い入れはないけど、クラシックの名曲の裏側を描いているのは観ていて面白いし、興味深いです。
テンポ的には結構単調で進みます。
大きな起伏がある展開ではない。
伝記映画としては地味な方です。
ただ、リズムよく進んでいる感じはして、フワッと一定のリズムで観ることが出来る。
一歩間違えば、眠ってしまいそうですが、大丈夫でした。
でもクライマックスはちゃんと盛り上げてきます。
冒頭から、色んなバージョンの『ボレロ』が聴くことができます。
特に好きな曲ではない私でも、これは良かった。
なんかこれから『ボレロ』が好きになりそうな感じ。
『ボレロ』が好きな人には、じっくり浸れるんじゃないでしょうか。
既存曲の一節や、鳥のさえずりや教会の鐘の音、工場の機械の音など、何気ない日常のあらゆる環境音が音楽に聞こえている、ラヴェルの耳。
そこから音楽を生み出していく様がなんか自然でとても人間味があって良かった。
芸術作品など、音楽に限らずですが、産みの苦しみというのがある。
それが表現されていて、曲が有名になっていけばいくほど、その作品は自分のものだけじゃなくる。
その曲を愛する全ての人のものとなっていく。
そういう葛藤もあって、ドラマ性に深さを感じた。
なんか色々学びのある作品だった。
■興行収入予想
現段階では上映館数18館と少ない。
8月9日(金)からの公開。
同日の公開作品は、「映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記」、「ブルーピリオド」、「劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:Re:」、「プー2 あくまのくまさんとじゃあくななかまたち」、「#スージー・サーチ」、「新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!」、「夏の終わりに願うこと」など。
この手のフランス映画は日本では大ヒットにはならないですね。
上映館数が少ないけど、シネコン上映なので、ミニシアターランキングには入らないです。
初登場圏外スタートと予想。
最終興行収入は1,400万円と予想。
星3つ半(5点満点)
★★★☆

「ボレロ 永遠の旋律」公式サイト
『ボレロ!!スペイン風名曲集』のCDです!
書籍『モーリス・ラヴェルの生と死』です!
『ラヴェル ボレロ [2台ピアノ] (zen-on piano library)』のCDです!
アンヌ・フォンテーヌ監督作「夜明けの祈り」のDVDです!
アンヌ・フォンテーヌ監督作「夜明けの祈り」のパンフレットです!
アンヌ・フォンテーヌ監督作「白雪姫~あなたが知らないグリム童話~」のDVDです!
ラファエル・ペルソナ出演作「黒いスーツを着た男」のDVDです!
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