謎の都市国家、カンサールの王座を奪い合う権力バトルを描くヒーロー叙事詩。
王位継承の争いに巻き込まれた親友ヴァラダを救おうとするデーヴァの前に、1000年以上続く都市国家カンサールと、その息がかかったインド全域の犯罪集団が立ちはだかる。
多勢に無勢の厳しい状況のなか、デーヴァはその神がかった強さで道を切り開いていく。
出演は、「バーフバリ」シリーズなどのプラバース、「ザ・フェイス」などのシュルティ・ハーサン、「ランガスタラム」などのジャガパティ・バーブ、プリトヴィラージ・スクマーラン、
監督・脚本は、「K.G.F」シリーズなどのプラシャーント・ニール。
音楽は、K.G.F」シリーズなどのラヴィ・バスルール。
原題「సలార్ పార్ట్ 1 సీజ్ ఫైర్」
映倫区分PG12
2023年作品
インド映画
配給はツイン
製作会社はHombale Films
上映時間174分
うーん、面白い。
凄い。
さすが、プラバース主演作ですね。
相変わらず、めちゃめちゃなアクションです。
とんでもないアクションの連続です。
スケールもでかいし、色々とえげつないです。
構成的には2部構成になっています。
もうクライマックスが何度もある感じ。
とにかく、観客を飽きさせてはいけないというこのインド映画のこの手の映画の作りには頭が下がります。
実際に、ハイテンションで駆け抜けて、上映時間174分を一気に駆け抜けます。
かなり現実離れした展開に設定。
色々とありえないことが多すぎる。
でも、それがまた面白い。
盛り上げ方、見せ方のテクニックもお見事です。
全編、まったくブレておらず、プラバースを徹底的にカッコよく見せるのもどストレート。
ここまで押されると、この手のインド映画に不慣れな人でも、押さえ込まれてしまう。
ただし、いつも通りツッコミどころは満載。
でも、いちいちツッコんで観るのが、またこの映画の醍醐味ですね。
それに、この映画はなんと。。。です。
前情報で知らなかった私は、「え！ここで終わるんか！？」となってしまいました。
最初から言っておいて欲しかった。。。
なんか、途中からそういう気もしてたんですよね。。。
めちゃめちゃ風呂敷を広げて行って、あんまり回収しないんやもん。
腕時計観て、「もう終わる時間やん。。。」って頃でも、伏線回収してないもん。
まあ、この終わり方だったら、次が観たくなるわな。。。
■興行収入予想
現段階では上映館数138館と少ない。
7月5日（金）からの公開。
同日の公開作品は、「先生の白い嘘」、「フェラーリ」、「THE MOON」、「Shirley シャーリイ」、「潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断」、「ブリーディング・ラブ はじまりの旅」など。
大ヒットして超ロングランとなった「RRR」は、日本では2022年10月21日に公開され、興行収入は10億円を超えて日本で公開されたインド映画の中で最も高い興行収入を記録して、「ムトゥ 踊るマハラジャ」が保持していた記録を塗り替えました。
また、第46回日本アカデミー賞では優秀外国作品賞を受賞しています。
最終的には、日本で約23億4,5000万円という興行収入に。
プラバース主演の2015年の「バーフバリ 伝説誕生」は、インドで約51億8940万ルピー、全世界では約60億ルピー以上。
2017年の「バーフバリ 王の凱旋」は、インド国内で約141億6,000万ルピー、世界市場で約28億9000万ルピー、日本では約3億円の興行収入で、「バーフバリ」ブームを巻き起こしました。
2019年の「サーホー」は、インド国内で約43億6ルピー。
さて、今作はどうか。
インド本国では相変わらずの大ヒットです。
インドでは「バーフバリ 王の凱旋」、「RRR」に次ぎ、史上三番目の興行収入を打ち立てています。
「RRR」のように口コミで火がついて、ロングランヒットになるでしょうか。
初登場圏外スタートと予想。
最終興行収入は4,500万円と予想。
星3つ半（5点満点）
★★★☆
「SALAAR サラール」公式サイト
「SALAAR サラール」のチラシです！
「RRR」のパンフレットです！
「バーフバリ 伝説誕生」のBlu-rayです！
「バーフバリ 王の凱旋」のBlu-rayです！
「バーフバリ 王の凱旋」完全版のパンフレットです！
書籍『アジアのハリウッド: グローバリゼーションとインド映画』です！
書籍『新たなるインド映画の世界』です！
書籍『RRRをめぐる対話 大ヒットのインド映画を読み解く』です！
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