新世代の戦闘機開発のための試験飛行に挑む青年の成長を描くスカイアクション。
空軍のパイロット、レイ・ユーは、操縦に長けるも訓練中にトラブルを起こし能力を活かしきれずにいる。
彼の才能に気付いた、戦闘機のテストパイロットチーム隊長のチャン・ティンの誘いを受けたレイは、厳正な選考を経てドン・ファンら優秀な飛行士6人と共にテストパイロットに選ばれる。
彼らを待っていたのは、高度1万メートル以上の世界で繰り返し行われる、想像を絶する過酷な飛行テストだった。
出演は、「無名」などのワン・イーボーと、本作で映画デビューを果たすユー・シーがW主演を務める。
出演は他に、「少年の君」などのチョウ・ドンユィが軍医役、「レッドクリフ」シリーズのフー・ジュンが教官役として出演、
監督・脚本は、空軍の映像などを手掛けてきた経験を持つリウ・シャオシー。
脚本は他に、グイ・グアン。
音楽は、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・上海」などのグォ・スーダ。
原題「BORN TO FLY」
映倫区分G
2023年作品
中国映画
配給はツイン
製作会社は上海亭東影業有限公司=Laurel Blossom Movie
上映時間128分
うーん。。。
どうなんでしょうか。
まあ、誰が見ても中国版「トップガン」を目指したんでしょうか。って感じですね。
まず、CGがショボい。
てか、中華CGがゴリゴリです。
もう、観ていてこちらがちょっと恥ずくかしくなってくる。
作品全体的も、正直、織田裕二主演の「BEST GUY」クラス。
いや、「BEST GUY」にも辿り着いていないかもしれない。
まあ、戦闘機系はどうしても「トップガン」とダブってしまう。
なので、どうしても比べてしまう。
まあ、ストーリー自体や設定も全然違うんですが。。。
でも、映像的には「トップガン」にかなり寄せてきていますしね。。。
比べると、かなり劣っているとしか言えない出来になってしまう。
うーん。。。
そして、いつも鼻につく、この手の中国映画にありがちな、「中国、凄いだろ。格好いいだろ」感が滲み出ている。
中国万歳の描き方には、かなり引いてしまう。
展開的にも、中国映画にありがちな展開。
王道ではありますが、捻りもあまりなく、中盤もダレてくる。
やはりなにもかも「トップガン」と比べてしまうので、この設定で映画を撮る、ということ自体にすでにハードルがかなり上がっているのもあるんですが。。。
とはいえ、CGはしょぼいですが、迫力やスピード感はありますかね。
色々な要素があって、素直に手に汗握るようにはならなかったですが。
■興行収入予想
現段階では上映館数91館と少ない。
6月28日(金)からの公開。
同日の公開作品は、「言えない秘密」、「クワイエット・プレイス:DAY 1」、「ふたごのユーとミー 忘れられない夏」、「悪は存在しない」、「スリープ」など。
中国・北米他では2023年4月28日公開。
興行収入は、8.51億元。
まあ、日本でのヒットのは難しいですね。
ちなみに比べるのもなんですが、1986年の「トップガン」は、製作費1,500万ドルで、全世界で約3億5,700万ドル、北米で約1億8,000万ドル、日本で約67億円。
2022年の「トップガン マーヴェリック」は、製作費1億7,000万ドルで、全世界で約14億9,300万ドル、北米で約7億1,800万万ドル、日本で約137億7,000万円。
織田裕二主演の1990年の「BEST GUY」は、製作費6億円で、配給収入約2億3,000万円なので、興行収入だと4億円くらいか。
初登圏外スタートと予想。
最終興行収入は2,500万円と予想。
星2つ(5点満点)
★★
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