「九十歳。何がめでたい」の映画レビューと興行収入予想 | roninの最新映画レビュー&けっこう当たる興行成績予想ブログ

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映画大好き、シナリオライター&映画興行予想師(自称)でもあるroninが、劇場で観た最新映画の感想とその映画の興行成績を予想します!

シリーズ累計170万部の佐藤愛子の同名エッセイを映画化。

書きたくないと断固拒否する愛子と、なんとしても企画を成功させたい編集者との頑固者同士の攻防が繰り広げられる。

これまで数々の⽂学賞を受賞してきた作家の佐藤愛⼦は、90歳を過ぎ断筆をして⼈付き合いも減り、鬱々と過ごしていた。

愛子のもとに、中年の編集者である吉川がエッセイの執筆依頼を持ち込む。

ヤケクソで連載を始めると、生きづらい世の中への怒りを⾚裸々に綴った内容は意図せず大反響を呼び、愛⼦の⼈⽣は90歳にして⼤きく変わり始める。

監督は、「そして、バトンは渡された」「老後の資金がありません!」「水は海に向かって流れる」などの前田哲。

出演は、主人公の愛子を「老後の資金がありません!」などの草笛光子、編集者の吉川を「イン・ザ・ヒーロー』」などの唐沢寿明、愛子の娘の響子を「Diner ダイナー」などの真矢ミキ、「夜明けのすべて」などの藤間爽子、「わたくしどもは。」などの初代片岡千之助、「なのに、千輝くんが甘すぎる。」などの中島瑠菜、「月」などのオダギリ ジョー、「禁じられた遊び」などの清水ミチコ、「映画 マイホームヒーロー」などの木村多江など。

脚本は、「水は海に向かって流れる」などの大島里美。

音楽は、「嘘八百 なにわ夢の陣」などの富貴晴美。

主題歌は、木村カエラの「チーズ」。

映倫区分G

2024年作品

日本映画

配給は松竹

製作会社はスタジオブルー

上映時間99分

 

 

同名のエッセイは未読。

 

まあ、普通ですね。

内容通りの高齢者向けな作品です。

笑いありで少しホロっとするような物語。

ただ、個人的には90歳の草笛光子の演技には響かず。。。

なんかベタベタな演技で、言い方が悪いかもしれないですが、白々しさも感じてしまった。

まあ、でも、力強い演技ではあった。

笑いのシーンも、いまいち笑えなかった。

でも、まわりのシニアたちは結構笑ってましたよ。

ギャグ要素たっぷりで分かりやすくてハッピーな映画ではありました。

 

書きたくない作家と書かせたい編集者の攻防を描いています。

まあ、いうなればバディものです。

まあ、これ自体はいいんですけどね。

なんかいちいち古くささを感じてしまった。

演出もそうだし。

いや、これはこれでいいんですけどね。

小さなエピソードとかシーンが、ちょっとやりすぎ、誇張しすぎなんですよね。

いちいち引いてしまった。

ほんと、シニア向けな作りに、どうも乗り切れなかった。

まあ、でも、予告編を観て想像出来た通りの内容でした。

 

とはいえ、キャストは豪華で、知った顔が「え、こんな役で!?」というのがいっぱいあって、そこは観ていて楽しかった。

オダギリジョーの使い方とか、めっちゃ良かった。

それと、中高年を中心に共感を覚えることが多い作品ではありますが、それ以外のキャラの年代の人が観ても、年齢が近いキャラの置かれた立場などに、共感があったりするとこともありますね。

とにかく、一言で言えば「草笛光子さん90歳おめでとう」な映画ですね。

 

エッセイの読者なら、一緒にまとめて楽しめる感じですかね。

シニア層にはオススメの作品です。

 

 

■興行収入予想

現段階では上映館数353館と拡大ロードショー。

6月21日(金)からの公開。

同日の公開作品は、「バッドボーイズ RIDE OR DIE」、「ザ・ウォッチャーズ」、「映画『おいハンサム!!』ラ」、「朽ちないサクラ」、「東京カウボーイ」、「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」など。

前田哲監督の近年の作品としては、2023年の「大名倒産」は、約3億8,000万円。

2023年の「水は海に向かって流れる」は、約1億円。

2023年の「ロストケア」は、約4億円。

2021年の「そして、バトンは渡された」は、約11億2,000万円。

2021年の「老後の資金がありません!」は、約12億4,000万円。

2018年の「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」は、約11億4,000万円。

というような成績。

さて、今作はどうか。

まあ、平日に高齢者層をどれだけ動員出来るかですね。

ちょっと大ヒットになるような作品ではなさそうです。

さて、今作はどうか。

でも、原作エッセイが大ヒットしているので、そこそこ動員出来ますかね。

初登場8位スタートと予想。

最終興行収入は2億7,000万円と予想。

 

星3つ(5点満点)

★★★

 

 

「九十歳。何がめでたい」公式サイト

 

佐藤愛子による「九十歳。何がめでたい」の原作本です!

 

佐藤愛子による「九十歳。何がめでたい」の続編『九十八歳。戦いやまず日は暮れず』です!

 

「九十歳。何がめでたい」のサントラです!

 

前田哲監督作「老後の資金がありません!」の豪華版Blu-rayです!

 

前田哲監督作「老後の資金がありません!」のパンフレットです!

 

前田哲監督作「そして、バトンは渡された」のプレミアム・エディションBlu-rayです!

 

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