小松菜奈と松田龍平がダブル主演を務める“彷徨える魂”の物語。
佐渡島のとある施設内で倒れている女（小松菜奈）が目を覚ます。
鉱山で清掃の仕事をするキイ（大竹しのぶ）は彼女を発見し、家へ連れて帰る。
名前も過去も覚えていないその女は、キイと暮らす少女たちにミドリと名付けられる。
そして館長（田中泯）の許可を貰い、ミドリも清掃の職を得る。
そんななか、ミドリは猫の気配に導かれ、構内で暮らす男・アオ（松田龍平）と出会う。
彼もまた過去の記憶がないという。
ふたりは言葉を重ねながら、何かに導かれるように寺の山門で待ち合わせては時を過ごすようになる。
だがある日、アオとの親密さを漂わせるムラサキ（石橋静河）と遭遇したミドリは心乱され。。。
出演は他に、「後妻業の女」などの大竹しのぶ、「メンドウな人々」などの片岡千之助、「前科者」などの石橋静河、「流浪の月」などの内田也哉子、「PERFECT DAYS」などの田中泯など。
監督は・脚本・編集は、佐渡島に眠る“無宿人”の墓からインスピレーションを得た、「終点、お化け煙突まえ。」「ブルー・ウインド・ブローズ」などの富名哲也。
音楽は、バンド【RADWIMPS】の野田洋次郎。
映倫区分G
2023年作品
日本映画
配給はテツヤトミナフィルム
製作会社はテツヤトミナフィルム
上映時間101分
うーん。。。
どうでしょうか。
ストーリーは正直良くわかりません。
かなりぼんやりしています。
とても幻想的で、文学的、抽象的です。
そんな表現の舞台のような作品です。
で、何を描きたいのか、私にはよくわかりませんでした。
これは好き嫌いがあると思います。
私は苦手は作品。
舞台ようなものを映画で観るのが苦手です。
とても静かな作品です。
セリフも少ない。
苦手な人は、眠ってしまうかもです。
私もこの手の作品は、ハマらなかったら全然ダメなんですが、眠りはしませんでした。
ただ、幻想的なゆえに映像はとても美しいです。
陽の光や緑の色も綺麗です。
佐渡の風景も美しい。
それと、人物の映し方が綺麗です。
まるでポートレートのようです。
と、考えると。。。
この作品全体の雰囲気を、描きたかったのんでしょうか。
そう考えると、非常に挑戦的な作品であるとは思うのですが、その表現自体に力不足を感じてしまった。
世界観があまり描ききれていない。
それ以外、出てこない頭の悪い私です。
申し訳ありません。
ただ、こう思うのも、私の理解不足なんでしょうが、ぼんやりとした作品であるにも関わらず、余白をあまり感じられなかった。
ここ、大きい。
想像力を掻き立てられなかった。
なので、この作品はハマらなかった。ということになります。
大好きな田中民のダンスシーンがあるのですが。。。
ダンサーとしての田中民の魅力を引き出しています。
とても魅力的です。
そこは大好きです。
■興行収入予想
現段階では上映館数27館と少ない。
5月31日（金）からの公開。
同日の公開作品は、「マッドマックス：フュリオサ」、「映画『からかい上手の高木さん』」、「告白 コンフェッション」、「お終活 再春！人生ラプソディ」、「ライド・オン」、「若武者」など。
中国では、2023年4月7日公開。
興行収入は約363万ドル。
さて日本ではどうか。
ジャッキー・チェンの近年の出演作では、2017年の「カンフー・ヨガ」は、製作費6,500万ドルで、全世界で約2億5,770万ドル、日本で約2億6,000万円。
2017年の「ザ・フォーリナー／復讐者」は、製作費3,500万ドルで、全世界で約1億4,500万ドル。
2020年の「プロジェクトV」は、製作費4億人民元で、約2億9,400万人民元。
というような成績。
ここ近年、中国ではそこそこ動員できていても、特に日本ではなかなかヒットにはならない。
今作も日本での興行は厳しいでしょう。
初登場圏外スタートと予想。
最終興行収入は1,300万円と予想。
星1つ半（5点満点）
★☆
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