2024年第96回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた、ドイツの新鋭イルケル・チャタク監督・脚本によるサスペンススリラー。
仕事熱心で正義感の強い若手教師カーラ(レオニー・ベネシュ)は、新たに赴任した中学校で1年生のクラスを受け持つことに。
ある日、校内で続発している盗難事件の犯人として教え子が疑われてしまう。
校長らの強引な調査に反発したカーラは自ら真相解明に乗り出し、職員室にカメラを仕掛けたところ、ある人物が盗みをはたらくところが記録される。
盗難事件をめぐるカーラや学校側の対応は噂となって広まり、保護者は猛烈に批判、生徒の反発や同僚教師との対立を招き、カーラは孤立無援の状態に陥っていく。
出演は、「白いリボン」、テレビシリーズ「THE SWARM ザ・スウォーム」などのレオニー・ベネシュが主演を務め、次々と重大な選択や決断を迫られ追い詰められていく新任教師を演じる。
出演は他に、レオナルド・ステットニッシュ、エバ・ロバウ、ミヒャエル・クラマーなど。
脚本は他に、ヨハネス・ドゥンカー。
音楽は、「バルーン 奇蹟の脱出飛行」などのマーヴィン・ミラー。
2023年第73回ベルリン国際映画祭パノラマ部門CICAE(国際アートシネマ連盟)賞およびヨーロッパ・シネマ・レーベルを受賞。2023年ドイツ映画賞にて作品賞、監督賞、脚本賞、主演女優賞、編集賞を受賞。
原題「Das Lehrerzimmer」
映倫区分G
2022年作品
ドイツ映画
配給はアルバトロス・フィルム
製作会社はif... Productions=ZDF=ARTE
上映時間99分
面白いです。
めちゃめちゃ面白かったわけではないけど。。。でも、十分楽しませてくれました。
生徒思いで仕事熱心で正義感の強い若い教師が、ちょっとした思い付きで職員室にノートパソコンのカメラを仕掛けたことで教室の生徒も、職員室の先生も、保護者達も巻き込んだ地獄のような展開になっていくヒリヒリするようなサスペンス。
オープニングから緊張感がずっと続きます。
そして観ているこちらは、かなりイライラします。
ストレスな作品。
物語の展開的には、起承転結がはっきりしててわかりやすい。
なんか是枝監督の「怪物」を思い出した。
今作は「怪物」の先生側からの目線ですね。
作りとしてはなかなか緻密に作られていると思います。
なかなか濃密。
学校というコミュニティ、ドイツや日本に限らず難しいところですね。
特に、現代の今は、昔よりはるかに色々と難しくなっていると思います。。。
教師って本当に大変な職業だと思う。
現場は非常に繊細で、センシティブでデリケートなんだと思う。
これは世界共通でしょうね。
私は人の子の親として、保護者側の気持ちもわかる。
最後はちょっと抽象的過ぎるかなぁ。。。
余白があると言えばあるのですが、ここまでイライラさせてくれたら、はっきりと決着して欲しかった。
スッキリしたかったなぁ。。。
ここは賛否分かれるところかもしれません。
原題の「Das Lehrerzimmer」はドイツ語で【職員室】の意味。
この原題もいいけど、邦題の『ありふれた教室」というタイトルもいいですね。
どちらも秀逸。
■興行収入予想
現段階では上映館数24館と少ない。
5月17日(金)からの公開。
同日の公開作品は、「ボブ・マーリー:ONE LOVE」、「碁盤斬り」、「ミッシング」、「湖の女たち」、「家出レスラー」、「PS-1 黄金の河」など。
なかなきいですが、上映館数少ないしなぁ。。。
ヒットになるのは厳しいかなぁ。。。
でも、ミニシアターランキングでは上位にはいってくるかもです。
初登場圏外スタートと予想。
最終興行収入は1,000万円と予想。
星3つ半(5点満点)
★★★☆
「ありふれた教室」公式サイト
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