「オーメン:ザ・ファースト」の映画レビューと興行収入予想 | roninの最新映画レビュー&けっこう当たる興行成績予想ブログ

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映画大好き、シナリオライター&映画興行予想師(自称)でもあるroninが、劇場で観た最新映画の感想とその映画の興行成績を予想します!

悪魔の子ダミアンを巡る、1976年に公開されたホラーの金字塔であるリチャード・ドナー監督作「オーメン」の前日譚になる物語。

新しい人生を歩み始めたアメリカ人女性マーガレットは、教会で奉仕生活を行うために、イタリアのローマに到着する。

しかし、マーガレットは悪魔の子を生みだそうとする司祭ローレンスの陰謀を知ってしまう。

彼女は教会側のおぞましい真実に巻きこまれていく。

監督・脚本は、アルカシャ・スティーブンソン。

出演は、TVドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』「マーズ」などのネル・タイガー・フリー、「生きる LIVING」などのビル・ナイ、「グリーン・ナイト」などのラルフ・アイネソン、「バクラウ 地図から消された村」などのソニア・ブラガ、「歌声にのった少年」などのタウフィーク・バルフムなど。

脚本・製作総指揮は、「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」などのティム・スミス。

脚本は他に、炎の少女チャーリー(2022)の監督のキース・トーマス。

原題「THE FIRST OMEN」

2024年作品

アメリカ映画

製作会社はCattleya=Kiwii=Phantom Four Films

配給はウォルト・ディズニー・ジャパン

上映時間120分

 

 

ここ最近、「エクソシスト」といい「オーメン」といい、なんで今更。。。と思ってはいるんですが。。。

 

うーん。。。

これは。。。

なかなか面白かった。

プロットは「ローズマリーの赤ちゃん」やね。。。

設定だけ「オーメン」にしたという感じになっていたけど、前日譚としてはちゃんと面白かった。

昨年末の「エクソシスト」がダメダメだったんで、ハードルを下げていたのも良かったかも。

 

ただ、前日譚ということもあり、設定を見ただけで展開とオチがわかってしまいますね。

そこら辺は、まあしょうがないとしても、ダミアン誕生までの過程はなかなかおどろおどろしく、不気味な雰囲気たっぷりに描かれていた。

まず、オープニングで引き込まれた。

展開としてはずっと不気味な感じは続きます。

不穏で、不快な感じがずっと続く感じ。

なのですが。。。怖さはあんまりなかったかなぁ。

ホラー感は低めで、サスペンス色の方が強いか。

グロはそれなりにありますけどね。

 

出産のシーンなんぞ、かなり盛り上げてしっかりクライマックスしてます。

たしかに、このシーンは非常に印象的で、精神的にも蝕んでくるような描き方ではあった。

ここがこの映画の最大の見せ場ですね。

なんせダミアンの誕生ですからね。

結構引いてしまうくらいの描写だったりすんですが。。。

グロさもあって。。。

ただね。。。なんというか、作品全体的に、パンチが効いていないというか。。。

ちょっと物足りないというか。。。

 

 

私自身、宗教に関してほぼ無関心ということもあるのか、闇の部分が見えても、そこはあまりそそることはなかった。

信仰や宗教の闇がとてつもなく恐ろくは描かれてはいますが、ここに恐ろしさを感じるかどうかでだいぶ捉え方が変わってきそうです。

そして、やはり全体的に、「なんで今更」感はずっと感じてました。

なんか今更ダミアンの出生とか知っても、あんまりワクワクしないんですよね。

でも先もいいましたが、前日譚の物語としてはちゃんと真面目に良く出来ていたと思います。

 

「オーメン」シリーズは3作、テレビ映画版が1作、リメイク版が1作の計5作で今作が6作目。

「オーメン」は「オーメン2」までは面白かったけど、後のは全然ダメだったし。。。

やはり、入れ込むにしては作品が古すぎる感じはしますね。

約50年の時を経て、この物語を作ったのは遅いとは思いますが。。。

内容が良かったので、救われたかな。

 

最初の「オーメン」に繋がる、正当で綺麗な感じの前日譚にはなっています。

ファンサービスなシーンもけっこうあったと思います。

ホラー度数は弱めなので、苦手な人も観れると思いますよ。

 

 

■興行収入予想

現段階では上映館数331館と拡大ロードショー。

4月5日(金)からの公開。

同日の公開作品は、「アイアンクロー」、「ブルックリンでオペラを」、「パスト ライブス/再会」、「インフィニティ・プール」、「毒娘」など。

北米では2024年4月5日公開。

1976年の「オーメン」は、製作費280万ドルで、北米で約6,000万ドル、日本で配給収入約12億円なので、興行収入にすると、約18億円くらいか。

1978年の「オーメン2/ダミアン」は、製作費680万ドルで、日本で配給収入約3億4,000万円なので、興行収入にすると、約5億円くらいか。

1981年の「オーメン/最後の闘争」は、北米で約2,000万ドル、日本で配給収入約3億円なので、興行収入にすると、約5億円くらいか。

1991年の「オーメン4」は不明。

2003年の「オーメン」は、製作費2,500万ドルで、全世界で約1億1,900万ドル。

というような成績。

さて今作はどうか。

初登場6位スタートと予想。

最終興行収入は3億5,000万円と予想。

 

星3つ半(5点満点)

★★★☆

 

 

「オーメン:ザ・ファースト」公式サイト

 

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