ドイツに実在するスターラッパーにして音楽プロデューサーであるカターの波乱万丈な半生を実話に基づいて描いたサクセスストーリーで、本国ドイツで大ヒットを記録した伝記映画。
クルド系音楽家のもとに生まれたジワは、亡命先のパリで音楽の英才教育を受けたあとにドイツのボンに移り住む。
両親の離婚によって貧しい生活を送るジワは、ストリートでのし上がるためボクシングを覚え、カター(危険なヤツ)として名を馳せていく。
やがて大金を手に入れようと金塊強盗を決行し、8年の禁固刑に。
看守の目を盗み、刑務所でレコーディングしたアルバムがヒットしたことでジワはラッパー、音楽プロデューサーとしての道を歩み始める。
監督・脚本・製作は、「ソウル・キッチン」「屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ」「女は二度決断する」などのファティ・アキン。
出演は、『悪魔は私の大親友』などのエミリオ・ザクラヤがXatar(カター)ことジワ・ハジャビを演じる。
出演は他に、カルド・ラザーディ、モナ・ピルザダ、アルマン・カシャニ、フセイン・トップなど。
音楽・セリフ監修は、ジワ・ハジャビ(カター)。
原題「RHEINGOLD」
映倫区分PG12
2022年作品
ドイツ=オランダ=モロッコ=メキシコ合作映画
配給はビターズ・エンド
製作会社はBombero International=Warner Bros. Film Productions Germany=Palosanto Filmsa=Rai Cinem=Corazon International=Lemming Film=Lensdrop
上映時間140分
ラップには全く興味がありません。
全く聴きません。
この映画の主人公、カターの事も全く知りません。
なのですが。。。
1本の映画、伝記映画としては普通に面白かった。
クルド系の音楽家の子に生まれ、フランス、ドイツへと移住し、麻薬の売人になったカター。
大金を手に入れようとして金塊強盗をするが逮捕。
投獄された塀のなかで、ラッパーとして生まれ変わるまでを劇的に描いている実話です。
なかなかの劇的な人生だし、構成的にも上手く見せていますね。
上映時間が140分とちょっと長めではありますが、展開的にも飽きずに観ることが出来た。
実話の伝記ものですが、どれくらいフィクション要素が盛り込まれているんでしょうか。
そこらへんわかりませんが、ちゃんとエンタメ映画になっているのはいいですね。
ちゃんと見せるところは見せてくれている。
私の苦手なラップだけでなく、民族音楽の要素もあったのは個人的には良かった。
そこら辺も含めて、1本の映画、伝記映画としてはちゃんとした作りで、ラップに全く興味なしでも十分に見応えを感じられる作品でした。
ただ、個人的には、こんな犯罪者が地位を名誉も持ったことに少し違和感を感じる。
どんな犯罪を犯していても、ヒットすればいいのか。
ちょっと思ったりする。
それを押し上げて賞賛する世間や風潮に、どうも疑問を感じるのは私だけでしょうか。
まあ、映画としてはこの波瀾万丈な感じが面白いからいいのですが。。。
なんかちょっとね。。。
才能がないただの凡人以下の私の僻みかもしれませんが。
■興行収入予想
現段階では上映館数10館と少ない。
3月29日(金)からの公開。
同日の公開作品は、「オッペンハイマー」、「ゴーストバスターズ/フローズン・サマー」、「ラブリセット 30日後、離婚します」、「デストラップ/狼狩り」、「パリ・ブレスト 夢をかなえたスイーツ」、「美と殺戮のすべて」など。
上映館数が少ないので、大きなヒットにはならないですね。
ラップファンにはマストなんでしょうか。
このカターというラッパー、日本でも有名なんでしょうか。
いずれにせよ、ヒットになるまではいかないですかね。
初登場圏外スタートと予想。
最終興行収入は1,400万円と予想。
星3つ半(5点満点)
★★★☆
「RHEINGOLD ラインゴールド」公式サイト
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ファティ・アキン監督作の「女は二度決断する」のBlu-rayです!
ファティ・アキン監督作の「女は二度決断する」のパンフレットです!
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