声を捨てた青年の蒼と、光を失った音大生の美夏が静かに思いを紡いでいくせつないラブストーリー。
ある出来事により声を捨てた蒼は毎日ただ生きているだけだった。
ある日、不慮の事故で目が不自由になった音大生の美夏と運命的な出会いを果たす。
蒼は絶望に追い込まれながらもピアニストになるという夢をあきらめない美夏に惹かれていく。
美夏を危険から守り思いを伝える方法は、そっと触れる人差し指とガムランボールの音色だけ。
蒼の優しさがようやく美夏の心に届き始めた時、運命が2人を飲み込んでいく。
原案・脚本・監督を「ミッドナイトスワン」「異動辞令は音楽隊!」などの内田英治。
音楽は、久石譲。
出演は、主人公の沢田蒼役を「鋼の錬金術師」シリーズなどの山田涼介、音大生の甚内美夏役を「ゴジラ-1.0」「思い、思われ、ふり、ふられ」などの浜辺美波が演じるほか、「WALKING MAN」などの野村周平、「KAPPEI カッペイ」などの古田新太、「Gメン」などの吉村界人、「ミュジコフィリア」などの辰巳琢郎など。
共同脚本は、「奥様は、取り扱い注意」などのまなべゆきこ。
主題歌は、Mrs. GREEN APPLEの「ナハトムジーク」。
映倫区分G
2024年作品
日本映画
配給はギャガ
製作会社は「サイレントラブ」製作委員会(ギャガ=フジテレビジョン=ジェイ・ストーム)(制作プロダクション:アークエンタテインメント)
上映時間116分
うーん。。。
どうでしょう。
まあ、普通ですかね。
とても静かな作品です。
久石譲の音楽は素晴らしいですね。
でも、物語自体が。。。どうも、ありきたりというか、今まで観たことがあるというか。。。
障害のある恋や身分の差など、よくあるテーマでそこは新鮮味がない。
正直、ツッコミどころもかなりある。
かなりご都合主義なんですよね。
どうも作り手がかなり酔って作ってるな。。。という印象。
山田涼介の役所にも、なんか疑問が残る。
全然共感出来なかった。
ただ、この手の映画は乗り越えていくことがメインに描かれることが多いと思いますが、この作品はそこに重きを置いていなかったというのは良かった。
山田涼介と浜辺美波主演なのですが、あまり派手さはありません。
この2人の美しい恋愛映画と思って観たら肩透かしをくらいます。
時に激しいシーンもありますが、基本的に、静かな役です。
キラキラした感じはほぼありません。
視力がない者と声が出せない者同士なので、手話で語るということもありません。
その設定としては、どうやってコミニュケーションをとるのだろう。。。と思ってましたが、まあ、やはりそんなところか。
まぁ、別にそこはいいんですけどね。
やっぱり色々と都合よく展開するんよなー。。。
そこがどうもなぁ。
なんかね。。。
盛り上がりに欠けるかなぁ。。。
ラストも、「え、このタイミングで、ここでするの?」って思ってドン引きしてしまった。
で、エンドロール。。。
マジか。。。
泣けるところも個人的には全然ありませんでした。
といいつつ、全然面白くなかったというわけではないんですけどね。。。
面白かった!と観終わった後に思える映画ではなかった。
作品のテーマも、作り方自体も、そういう気分になれなかった。
とにかくご都合主義てんこ盛りに、笑いが込み上げるほどだった。
観た人それぞれあるとは思いますので、別に悪い意味ではありませんけど。。。
個人的には、悪い意味の方に感じてしまった。。。
入場特典でポストカードなカレンダー両面がもらえますよ。
■興行収入予想
現段階では上映館数343館と拡大ロードショー。
1月26日(金)からの公開。
同日の公開作品は、「哀れなるものたち」、「劇場版 君と世界が終わる日に FINAL」、「サウンド・オブ・サイレンス」、「機動戦士ガンダム SEED FREEDOM」、「コット、はじまりの夏」、「ザ・ガーディアン/守護者」など。
内田英治監督作では、2022年の「異動辞令は音楽隊!」が、約4億7,000万円。
2020年の「ミッドナイトスワン」が、約8億円。
というような成績。
さて今作はどうか。
初登場3位スタートと予想。
最終興行収入は11億2,000万円と予想。
星2つ(5点満点)
★★
「サイレントラブ」公式サイト
「サイレントラブ」のチラシ付きパンフレットです!
内田英治による「サイレントラブ」の原作本です!
久石譲による「サイレントラブ」のサントラです!
内田英治監督作「ミッドナイトスワン」のパンフレットです!
山田涼介の写真集『Luminous』です!
浜辺美波の写真集『voyage』です!