和山やまの人気マンガを「花腐し」などの綾野剛主演で映画化。
中学3年生の合唱部部長・岡聡実（齋藤潤）は突然、ヤクザの成田狂児（綾野剛）からカラオケに誘われ、歌のレッスンを頼まれる。
組のカラオケ大会で最下位になった者に待ち受ける“恐怖”を回避するため、何が何でも上達しなければならないというのだ。
狂児の勝負曲はX JAPANの『紅』。
嫌々ながら、狂児に歌唱指導を行う聡実。
二人はカラオケを通じて少しずつ打ち解けていくが、“ある事件が”起こり。。。
出演は他に、「Phantom Pain」などの齋藤潤、「Arc アーク」などの芳根京子、「おまえの罪を自白しろ」などの橋本じゅん、「あいあい傘」などのやべきょうすけ、「ピーカン夫婦」などの吉永秀平、「彼方の閃光」などの加藤雅也、「ヘルドッグス」などの北村一輝など。
監督は、「1秒先の彼」などの山下敦弘。
脚本は、「罪の声」などの野木亜紀子。
音楽は、「女子高生に殺されたい」などの世武裕子。
主題歌は、Little Glee Monsterの「紅」。
映倫区分G
2023年作品
日本映画
配給はKADOKAWA
製作会社は「カラオケ行こ！」製作委員会（制作：KADOKAWA）
上映時間107分
漫画原作は未読です。
お、なかなか面白かった。
正直、あらすじや予告編から察するに、あんまり期待してませんでしたが、思った以上に楽しめた。
思った以上にシュールだったので、そこは好みでした。
何箇所か笑ってしまった。
そして最後はちょっと泣いてしまった。
内容的には特に深さもあんまりあるわけではないですが、その分気軽にサクッと観れた。
深さはあまりないですが、ちゃんと主人公たちも成長して、メッセージも読み取れる。
とてもわかりやすい内容で、誰でも楽しめる作品になってます。
笑い部分も、めっちゃ笑ったということはいですが、まあ、そこそこクスリ笑いがあった。
ヤクザの映画ながら、コメディ色が強いのと、ほっこり心温まるところがあるのはいい感じですね。
ただ、笑いがなんというか。。。ベタというか。。。ベタすぎるというか。。。
いかにも作られた感じがするのは、漫画原作だからでしょうかね。
それでも、ちょっと笑ってしまったんですけどね。
リアリティがあるのかないのかわかりませんが、なんかちょっと引いてしまうところもあったけど、全然セーフだった。
それと、クライマックス、もうひと盛り上がり欲しいなぁ。
原作ものなのでしょうがないとは思いますが、もう一つ凝ったところが欲しかったなぁ。
捻りも欲しい。
主人公・中学生の聡実のソプラノの声も聞いてみたかった。
声変わりになりかけという設定ですが、生涯、最後のソプラノの美声を思い切り聞かせて欲しかった。
あの場面のあの歌は、その声で唄って欲しかったなぁ。。。
そこが残念。
でも、まあ、これくらいがちょうどいいかな。
どんな世代でも楽しめるエンタメになっていますよ。
綾野剛はハマり役ですね。
相変わらず上手いですね。
でも、完成弁はちょっとイントネーションが違うね。
それと、最後の北村一輝の【なんちゃって〜】ポーズ、最高でした！
これ、原作のファンはどうなんでしょうね。
イメージぴったりなんでしょうか。
エンドロールのLittle Glee Monsterの「紅」の合唱版、めっちゃ良かった。
これはちょっとダウンロードしたい。
エンドロールの後にも少しだけあります。
最後まで席を立たないようにしてくださいね。
入場特典でポストカードが貰えます！
■興行収入予想
現段階では上映館数245館と普通規模公開。
1月12日（金）からの公開。
同日の公開作品は、「アクアマン／失われた王国」、「ある閉ざされた雪の山荘で」、「傷物語 -こよみヴァンプ-」、「ビヨンド・ユートピア 脱北」、「葬送のカーネーション」、「弟は僕のヒーロー」など。
うーん。。。どうでしょうか。
漫画原作ファンはマストでしょうが、それ以外を取り込めるかどうか。。。
かなり微妙ですね。
ちなみに山下敦弘監督作、2023年の「1秒先の彼」は不明。
初登場6位スタートと予想。
最終興行収入は4億2,000万円と予想。
星3つ半（5点満点）
★★★☆
「カラオケ行こ！」公式サイト
「カラオケ行こ！」のパンフレットです！
和山やまの人気マンガ「カラオケ行こ！」のコミックスです！
「カラオケ行こ！」の公式ビジュアルブックです！
「カラオケ行こ！」のシナリオブックです！
「カラオケ行こ！」の続編『ファミレス行こ。』上のコミックスです！
「カラオケ行こ！」の続編『ファミレス行こ。』の番外編コミックスです！
綾野剛×操上和美 肖像作品集『Portrait』です！
