ギリシャ神話や星座をモチーフに、聖衣を纏い戦う少年たちを描いた車田正美によるコミック「聖闘士星矢」を実写映画化。
自身の内に小宇宙(コスモ)という力を秘めていることを知らない星矢は、地下格闘技で生計を立てながら生き別れた姉を探している。
そんなある日、闘いのなかで小宇宙を発揮したことで、その力を謎の集団にねらわれてしまう。
自身に与えられた使命が小宇宙の力を鍛え、女神アテナの生まれ変わりである女性シエナを守ることであると知った星矢は、世界を救う聖闘士となるための修行を始める。
監督は、Netflixドラマ「ウィッチャー」のトメック・バギンスキー。
出演は、主人公となる星矢を「鋼の錬金術師」シリーズなどの新田真剣佑、「X-メン」シリーズなどのファムケ・ヤンセン、「ジュマンジ」シリーズなどのマディソン・アイズマン、ディエゴ・ティノコ、「ジョン・ウィック:パラベラム」などのマーク・ダカスコス、「ポゼッサー」などのショーン・ビーンなど。
脚本は、「元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件」などのジョシュ・キャンベル、「10 クローバーフィールド・レーン」などのマット・ストゥーケン、「カーズ/クロスロード」などのキール・マレー。
音楽は、「ハケンアニメ!」などの池頼広。
原題「KNIGHTS OF THE ZODIAC」
2023年作品
アメリカ映画
配給は東映
製作会社は東映アニメーション(制作:東映アニメーション)
上映時間114分
車田正美の原作漫画は、昔、ジャンプを読んでいたので読んでました。
でも、ジャンプを読まなくなってからは途中で終わってます。
アニメは観ていません。
正直、原作漫画はそんなに好きではなかった。
なので思い入れがあんまりないし、知識もあんまりない状態で鑑賞。
過去、日本の漫画をハリウッドで実写化したものに良作があまりないので期待もしていませんでした。
実写版「DRAGONBALL EVOLUTION」や「Fist of the North Star 北斗の拳」は酷かったもんね。。。
まあ、1995年の「Fist of the North Star 北斗の拳」は正確に言うと【ハリウッド映画】ではなく東映Vシネマのアメリカ版である【Vアメリカ】として作られた、製作費も2億円とかなり安上がりでしたが。
「マッハGOGO=スピードレーサー」も、「攻殻機動隊=ゴースト・イン・ザ・シェル」もいまひとつだった。
「銃夢=アリータ バトルエンジェル」が一番良かったかな。
うーん。。。どうでしょうか。
まあ、全体的にいうと普通でしたかね。。。
いや、どうかな。
物語の展開としてはとてもわかりやすいもの。
決して面白かった!というものではない。
当たり障りのない出来栄えという感じでしょうか。
なんかあまりクオリティが高いのか低いのかよくわからないCGがてんこ盛りで、ずっとガチャガチャやっている。
正直、この世界観に引き込むだけの物語や展開のクオリティの高さはなかった。
ツッコミどころもかなりある。
でも、アクションシーンはなかなか迫力があります。
原作の世界観とは全然違った香りがするので、違和感もかなりある。
でも、私自身「聖闘士星矢」をそんなに知らないので、まあ、さほど気にならない。
完全に別物として観る事が出来ましたが。。。
もうふた捻りほど足りないかなぁ。。。
コアな原作ファンやアニメファンはかなり違和感があるのではないでしょうか。
それに、かなりオリジナリティがありましたよね?
まあ、とにかくこの映画は、新田真剣佑の鍛えられた体とアクションシーンが最大の見どころですね。
アクションの見せ方は素晴らしくエンタメ。
肉弾戦でボコボコに殴り合うところなど、それなりにテンション上がった。
良くも悪くもハリウッド映画全開って感じです。
非常に無難に作られていました。
ただ、やはり物語全体が弱い。
つまらなくはないですが、面白いとも思えなかった。
後、10分長かったら中盤に退屈になっていたかもしれません。
星矢を演じる新田真剣佑はハリウッド映画において初主演となります。
それにしても新田真剣佑は、おっさんが観ても格好いいと思いますね。
体もかなり鍛えられていて、腕の血管出まくり。
めっちゃマッチョです。
このいろんな意味での新田真剣佑の美しさを観客に『魅せたい!』と、製作陣の想いは十分に伝わりました。
そういう意味ではかなりの意欲作ですね。
タイトルに「The Beginning」とあるので、ヒットすればシリーズ化になっていくのでしょう。
ヒットするかな?
ちょっと厳しいんじゃないでしょうかね。
■興行収入予想
興行的には、現段階では上映館数324館と拡大ロードショー。
4月28日(金)からの公開。
同日の公開作品は今作の他、「劇場版『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』」、「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」、「アダマン号に乗って」、「せかいのおきく」、「不思議の国の数学者」など。
北米では、2023年5月12日公開。
製作費は6,000万ドル。
ちなみに、2009年の「DRAGONBALL EVOLUTION」は製作費4,500万円で全世界で5,500万ドル、北米で930万ドル、日本で8億6,700万円。
2019年の「アリータ: バトル・エンジェル」は、製作費1億5,000万円で全世界で4億ドル、北米で8,580万ドル、日本で9億7,100万円。
2017年の「ゴースト・イン・ザ・シェル」は、全世界で1億7,000ドル、日本で9億9,400万円。
さて今作はどうか。
初登場6位スタートと予想。
最終興行収入は6億円と予想。
星2つ半(5点満点)
★★☆
「聖闘士星矢 The Beginning」公式サイト
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