世界が賞賛したインドの教育プログラム、“スーパー30”の誕生にすべてを捧げた男の実話を描いたヒューマンドラマ。
貧しい家庭に生まれたアーナンド・クマールは天才的な数学の頭脳を持っていた。
才能が認められ、イギリス留学のチャンスを手にするも、金銭的な理由からあきらめざるを得なかった。
失意に陥るアーナンドだったが、予備校の経営者に才能を買われ、講師として活躍を収める。
ある日、路上で勉強する若者と出会ったのを機に、彼は貧困にあえぐ子どもたちに無償で家と食事を与える私塾を開設することを決意する。
無償で30人の子どもたちに食事、寮、教育を与えるというプログラムを実行したアーナンド・クマールを「人生は二度とない」などのリティク・ローシャンが演じる。
出演は他に、ムルナール・タークル、アーディティヤー・シュリーヴァースタヴァ、「イングリッシュ・ミディアム」などのパンカジ・トリパーティーなど。
監督は、「クイーン 旅立つわたしのハネムーン」などのヴィカース・バハル。
脚本は、サンジーヴ・ダッタ。
音楽は、アジャイ・ゴガヴェール、アトゥール・ゴガヴェール
原題「Super 30」
映倫区分G
2019年作品
インド映画
配給はSPACEBOX
製作会社はNadiadwala Grandson Entertainment=Phantom Films=Reliance Entertainment
上映時間154分
まあ、普通です。
でもちょっと感動したけど。
泣くまではいかなかったけれど、これハマればかなり泣く人がいるんじゃないでしょうか。
インド映画特有の歌とダンスは、自然な形で挿入されている。
歌は、従来のインド音楽以外にも、ラップなんかも挿入されたりして新鮮だった。
コミカルな演出などはほぼありません。
テーマはかなり重め。
ですが、エンタテイメント性は高く、全体的にかなりパワフル。
後半はアクションもあります。
さすがインド映画です。
教育格差、身分制度、カースト制度が原因とされる差別などの社会問題や教訓もしっかり描かれています。
親ガチャの貧困問題もそう。
実話が基ということですが、どこまで脚色されているのでしょうかね。
気になります。
破天荒な教育術で生徒たちに自信を持たせ、一緒に夢を実現しようとするアーナンド先生の姿に感銘を受けます。
子供たちの姿を見て、勇気ももらえます。
こういうテーマの映画、きっと日本人は大好きでしょうね。
ただ、全体的には、ちょっと物足りない。
上映時間154分と長くてお尻が痛くなったのに、描き方が足りないように思える。
これ以上の上映時間が長くなってはかなりしんどいので、削るところは削って、書き込むところに厚みを増していけば、もうちょっとスマートで、さらに深く描けるんじゃないでしょうか。
まあ、インド映画なので長いのはしょうがないですが。
エンドロールで「真の国家の建設者、教師に捧ぐ」という素晴らしい言葉が出てきます。
■興行収入予想
興行的には、現段階では上映館数38館と少ない。
9月23日(金・祝)からの公開中。
同日公開の作品は、「渇きと偽り」、「映画デリシャスパーティ♡プリキュア 夢みる♡お子さまランチ!」、「犬も食わねどチャーリーは笑う」、「LAMB/ラム」など。
近年のインド映画では、2013年に日本公開された「きっと、うまくいく」が1億5,000万円。
2018年の「パッドマン 5億人の女性を救った男」が9,000万円。
初登場圏外スタートと予想。
最終興行収入は1,800万円と予想。
星3つ(5点満点)
★★★
「スーパー30 アーナンド先生の教室」公式サイト
「スーパー30 アーナンド先生の教室」のチラシセットです!
「きっと、うまくいく」のDVD&Blu-rayです!
「パッドマン 5億人の女性を救った男」のDVDです!
「パッドマン 5億人の女性を救った男」のパンフレットです!
ボリウッド映画批評家 面白いインドヒンディー映画 シネマファン Tシャツです!
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