潜入捜査官“モグラ”に、ある日突然任命された熱すぎる警察官の活躍を描く「土竜の唄」シリーズの第3弾で完結編。
高橋のぼるによる人気コミックを原作に、三池崇史監督と脚本家の宮藤官九郎が再びタッグを組む。
潜入捜査官「モグラ」として、凶悪な犯罪組織・数寄矢会に潜り込んだ菊川玲二が、洋上の豪華客船を舞台に組織トップの轟周宝逮捕に向けて奔走する。
モグラとして潜るところまで潜った玲二の最後の任務は、過去最大級の取引となる6000億円の麻薬密輸を阻止すること。
そんな玲二の前には、轟周宝の長男で最悪の敵となる轟烈雄が現れる。
さらには、謎のフェロモン美女・沙門にハメられた玲二は、恋人である純奈との修羅場を迎えるハメになり。。。
主人公の菊川玲二役を務めた生田斗真のほか、堤真一、仲里依紗、吹越満、遠藤憲一、岡村隆史、岩城滉一らが続投。
また、「孤狼の血 LEVEL2」の鈴木亮平、滝沢カレンが新たに参戦する。
音楽は遠藤浩二。
主題歌は、関ジャニ∞の「稲妻ブルース」。
映倫区分G
2021年作品
日本映画
配給は東宝
上映時間129分
実はこのシリーズ、あんまり好きではありません。
あんまりと言うか、はっきり言って好きでないです。
前2作は、正直全然面白くなかった。
特に、前作の「土竜の唄 香港狂騒曲」は、その年のワーストベストに入るほど、ダメだった。
なので、今作も全く期待していません。
うーん。。。
やはり今作もダメでした。
どうも今作の笑いがツボにハマらない。
でも、前作の「土竜の唄 香港狂騒曲」よりはちょっとマシだった。
それに、相変わらず笑えなかったですが、不覚にも１箇所だけちょっとクスッと笑ってしまった。
物語の展開も、まあ、原作が漫画だからしょうがないんでしょうが、ハチャメチャすぎる。
ストーリーなんて、ほぼないに等しい。
登場人物の言動にも、全然意味がない。
無理矢理ノリで笑かしに来ているだけとしか感じない。
おまけに、自分の心の中を、ご丁寧にセリフはがっつり言う。。。
もう、ドン引きです。
シラケまくりです。
そういうところ、真面目に観てはいけないのはわかっていますが、わかっていても面白くない。
素直に、こういう外してくるところが、笑えず楽しめない。
それに、すぐに笑いに走り、余計なことばっかりして余計なシーンばっかり増えている。
全然
物語が進まない。
上映時間が129分もあるのに、物語なんて、とってもシンプル。
それを無駄な笑いのシーンで伸ばす伸ばす。
それがハマったら面白いでしょうが、ハマらなかった苦痛でしょうがない。
オープニング15分くらいは、シリーズ初見の人を思ってか、前までの説明をそこそこ長くしてくれる。
すでに観ている人には、とってもつまらない。
三池監督は本当に当たり外れが大きいなぁ。。。
このシリーズ、どうしてそこそこヒットして、シリーズになっているのか理解できない。
それに、クドカンさん、こんな脚本でいいんですか？
でも、シリーズの集大成な感じになっていて、オールスターキャストが勢ぞろいした豪華な作りになっていますね。
スケールも大きくはなっている。
クライマックスも、ちゃんと盛り上がっていた。
笑いの部分はわたし的にはちっともかすらないけど、特に後半は映画としてはまあ、そこそこの出来だった。
逆に、ちょっと面白かったのが、個人的には残念。。。
■興行収入予想
興行的には、現段階では上映館数328館と拡大ロードショー。
11月19日（金）からの公開作品は今作のほか「聖地X」、「囚人ディリ」、「モスル～あるSWAT部隊の戦い～」、「ずっと独身でいるつもり？」など。
今週は少し寂しいラインナップ。
話題作も。今作くらいしかないので、1位を取れるチャンスですね。
2014年の第1作「土竜の唄 潜入捜査官REIJI」は21億9000万円、第2弾「土竜の唄 香港狂騒曲」は14億3000万円とヒット。
さて今作はどうか。
初登場3位スタートと予想。
最終興行収入は8億円万円くらいか。
星2つ（5点満点）
★★
「土竜の唄 FINAL」公式サイト
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