「ウィッチ」のロバート・エガースが監督・脚本・製作を、「ミッドサマー」のA24が製作を務め、2020年のアカデミー賞撮影賞にノミネートされたスリラー。
2019年5月19日に開催された第72回カンヌ国際映画祭の監督週間(英語版)で世界初上映され、国際映画批評家連盟賞の独立選出部門を受賞。
謎めいた孤島にやって来た2人の灯台守が外界から遮断され、徐々に狂気と幻想に侵されていく様を描く。
狂気の世界に足を踏み入れていく2人の灯台守を演じるのは、「TENET テネット」のロバート・パティンソンと、「永遠の門 ゴッホの見た未来」などのウィレム・デフォー。
共同脚本にマックス・エガース。
音楽は「ウィッチ」などのマーク・コーヴェン。
原題「The Lighthouse」
映倫区分R15+
2019年作品
アメリカ映画
配給はトランスフォーマー
上映時間109分
プチ灯台マニアの私としては、とても楽しみにしていた作品。
それに製作はA24とくれば、もう楽しみとしかいいようがありません。
でも、この作品は、灯台の美しさを楽しむ映画ではありません。
ダークサスペンススリラーです。
それに、もともとはユニバーサルが配給予定だったのですがA24に変更になった作品です。
いやぁ。。。なんともおぞましい。
まずモノクロの映像がとてもいいです。
観ていて凄く不安になって怖いです。
物語はとてもシンプル。
非常に閉鎖的で神秘的。
もう閉鎖感に至っては、MAX状態で、息をするのもしんどいくらい。
匂いもしてきそう。
それに、便所の味の水の味がめっちゃ伝わる。
吐きそうになった。
精神が狂っていく様を描いています。
ロバート・パティンソンとウィレム・デフォーの怪演が見事です。
この2人の怪演が凄いです。
てか、ほぼこの2人しか出てないんですけどね。
物語はシンプルなのはいいけど、ありきたりではあった。
でも、表現がとてもおぞましく恐ろしかった。
それに、音。
波の音、風の音、カモメの鳴き声、灯台かなんかの機械のブオーンブオーンっていう音、など、不協和音が脳みそに突き刺さる。
聴いていて、非常に不快感、不安感を感じる効果音。
素晴らしいです。
時々ある、ファンタジーな、コメディ的な描写もいいエッセンスになっていると思う。
やたら屁をこいだり。
この映画を深く知るには、ギリシャ神話や古典文学の事を少しでも知っておいた方がいいと思います。
そのエッセンスが多分に織り込まれています。
私もあまり知らないので、正直ピンとこなかったです。
それに、1.19:1のアスペクト比という工夫を凝らした映像が見事に映画全体を演出していたと思う。
1.19:1のアスペクト比の画角というのは、1929年〜1932年の3年間しか使用されていなかったトーキー映画初期のものです。
■興行収入予想
興行的には、現段階では上映館数26館と少ない。
2021年7月9日(金)からの公開。
当初は2021年5月28日に公開予定でしたが、コロナで延期になっていました。
同日期公開の作品は、「ブラック・ウィドウ」(7月8日公開)、「「東京リベンジャーズ」、「ハニーレモンソーダ」など。
北米では2019年10月18日に公開。
今作は上映館が少なすぎます。
内容的にもヒットにつながるようなものではないですかね。
でも、映画ファンには評価が高いんじゃないでしょうか。
初登場圏外スタートと予想。
最終興行収入は1200万円くらいか。
星4つ(5点満点)
★★★★
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