「ヱヴァンゲリヲン新劇場版：Ｑ」の映画レビューと興行収入予想

1995年のテレビ放映以来、熱狂的なファンを持ち社会現象にまでなったSFアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」。

その物語を再構築した４部作の第3作。

謎の“使徒”との戦いを通じて成長する少年の物語。

「破」から14年後の話でTVシリーズや旧劇場版とは全く異なるストーリーが展開される。

前作「ヱヴァンゲリヲン新劇場版：破」よりもオリジナル要素が多くなるほか、テレビ版の人気キャラクター、渚カヲルが登場するなど、クライマックスに向けて注目の一作。

この作品の後、いよいよ来年1月公開の「シン・エヴァンゲリオン劇場版:‖」で完結する。

2012年公開時にはスタジオジブリ製作の特撮短編映画『巨神兵東京に現わる劇場版』と同時上映された。

原作・脚本・総監督は庵野秀明。

声優陣は緒方恵美、林原めぐみ、三石琴乃など。

音楽もおなじみの鷺巣詩郎。

主題歌は宇多田ヒカル「桜流し」。

原題「EVANGELION:3.0 YOU CAN (NOT) REDO」

映倫区分はG

日本映画

配給はティ・ジョイ=カラー

2012年作品

上映時間95分

今回は、延期の連続で、ついに2021年1月23日(土)公開予定の「シン・エヴァンゲリオン劇場版:‖」の復習上映です。

私も、初回公開当時、劇場で観ております。

その後もう一度、観たきりで、今回で3回目の鑑賞になります。

私は「エヴァ」は、テレビアニメ時代から観てますが、熱狂的なファンというほどではありません。

無くても、全然生きていけます。

この新劇場版シリーズは2作目の「破」がめちゃめちゃ面白く、この「Q」にもかなり期待していました。

ですが、なんかなにがなんやらわからない。。。という状況に。

もう、すっかり置いてけぼり。

それでもなんとかついていって感じで、観終わっても満足感みたいなものがない。

正直、面白いのか面白くないのかよく分からない。

よく分からないけど、なんだか凄いものを観ている。という思いは、初見の頃から変わらない。

この辺り、ノーラン監督の「テネット」を観ている時と似ている。

やはり説明がなさすぎるんですかね。

一見さんお断り感がハンパないですね。

劇中、碇シンジが「何が何だか分からない」と言ってますが、それは観ているこちらもそう。

物語や展開的には、過去新劇場版3作の中では、一番のめり込めなかった。

激しくこの続きが観たい！気持ちになれない。

それでも、次作最終章を期待してしまうのは何故なんでしょうか。

庵野マジックですかね。

新劇場版を初めて観ようとされている方は、テレビアニメはもういいとして、1作目の「序」と

「破」を少しでも理解してから観てください。

今作からだと、全くなんのこっちゃわかりません。

■興行収入予想

興行的には、現段階では上映館数293館と多く拡大ロードショーです。

正月興行の第3弾映画の公開週になります。

12月18日の同日公開作は今作と、「ビルとテッドの時空旅行音楽で世界を救え！」、「ワンダーウーマン 1984」、「劇場短編仮面ライダーセイバー不死鳥の剣士と破滅の本／劇場版仮面ライダーゼロワン REAL×TIME」。

ちなみに、先々週からから上映が始まった期間限定公開のリバイバル「ヱヴァンゲリヲン新劇場版：序」は7位スタート。

先週のヱヴァンゲリヲン新劇場版：破」は8位スタートでした。

IMAXや4DXでの上映が多い上に、上映館数もそこそこ多いのにも関わらず、このリバイバルはいまいちの客入り。

今更劇場で、というのがあるんでしょうか。

今作も同じくらいかちょっと落ちるでしょうね。

Amazonなどでは、有料レンタル配信も、このリバイバル公開が始まって観れなくなってます。

ちなみに「ヱヴァンゲリヲン新劇場版：序」は2007年9月1日に公開され、日本では20億円のヒット。

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」は2009年6月27日公開で40億円と大ヒット、全世界では4,386ドル。

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」は2012年11月17日公開で53億円と大ヒット、全世界では6000万ドル。

いよいよ2021年1月23日に公開予定の、シリーズ最終章「シン・エヴァンゲリオン劇場版:‖」はどこまで興行収入を伸ばせるか。

リバイバルの今作は初登場8位スタートと予想。

最終興行収入は1.3億円と予想。

星3つ（5点満点）

★★★

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版：Ｑ」公式サイト

エヴァンゲリオン公式サイトエヴァンゲリオン公式サイト

www.evangelion.co.jp

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