ときどき,論文の書き方について「主査の先生だけでなく,副査の先生やゼミの先輩からいろいろな意見を言われて戸惑っています。どのように対応すべきでしょうか?」というご相談をいただきます.
ゼミなどで論文の内容を発表すると,本当にいろいろな意見が出てきます.
意見を言われたあなたとしては,全部に答えたいけど,ときに「あちらを立てればこちらが絶たず」状態になることもあって,困り果ててしまいますよね.
でも,大丈夫.o(^-^)o
すべてを取り入れる必要はありません.
優先順位としては,次のように考えればよいでしょう.
1番目:主査の先生の意見. これは,原則,すべて論文に取り入れなければなりません.
2番目:副査の先生の意見. 主査の先生の意見を補足する意見やアイデアを出してくれることがありますので,その部分は積極的に取り入れましょう.それ以外は,可能な範囲で取り入れれば良いです.
3番目:先輩の意見. これも,副査の先生の意見と同じく,主査の先生と同じ方向であるものだけを取り入れればOK.
断定はできませんが,特に先輩たちは,ブレーンストーミング的な感覚で,どんどん意見を出すこと自体が大事だと思っていることが多く,中身については精査していないことも結構あるようです.
ですから,あなた自身が納得できる意見だけを論文に取り入れ,あとは無視して大丈夫です.
ご参考になれば,うれしいです.
では,また.
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