もう一度、公務員試験に挑戦する方へ | 中島基浩公務員試験合格ブログ

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公務員試験講師歴23年、「文系のジェネラリスト・試験のスペシャリスト」の講師中島基浩が、公務員試験受験生に有益な情報を提供します。「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社),「全体の奉仕者への道~知って得する!公務員試験のヒント」(GalaxyBooks)発売中。

 講師の中島基浩です。

 

 公務員試験を一度受験してうまくいかなくて、卒業するなり留年するなりして、もう一度公務員試験を受験される方もいらっしゃると思います。

 卒業したり留年したりすると、現役生に比べて公務員試験受験において不利になるかもしれない、と思われがちですが、不利は全くないです。

 

 私も現役の時に官公庁の面接がうまくいかなくて留年しましたが、留年した時の官公庁の面接や民間企業の就活で不利は全くありませんでした。

 私の場合は留年した時に、「なぜ留年したのか」とかそういう質問も全くありませんでした。

 むしろ「臥薪嘗胆だな」とか好意的に思ってくれる官庁もあり、こちらがびっくりしました。

 皆さんが受験される場合は、「なぜ留年したのか」「留年するまで公務員にこだわるのはなぜか」という質問は、想定しておいた方がいいかと思います。

 

 筆記試験がどうしてもクリアできなかったという方は、とにかく勉強しましょう。

 特に数的処理がネックになっているかと思います。

 本試験では数的処理は半分解答できればいいので、いかに半分取るかという視点で、普段の過去問演習を行って下さい。

 面接試験でだめだったという方は、自己PR、志望動機、学生時代力を入れたことをもう一度見直して下さい。

 新卒応援ハローワークで模擬面接やエントリーシートの添削を行ってもらうのもよいでしょう。

 

 また志望先を柔軟に考える必要もあります。

 地理を問わなければ、全国のどこかの自治体で毎週末公務員試験が行われています。

 自治体のHPをチェックして、単発で募集されているところは、積極的に受験しましょう。

 ハムなび、こむいん、koumuwin等の検索サイトでチェックすると万全です。

 

 長い人生においては、1年長くかかるというのは誤差の範囲内の出来事です。

 公務員になると決めたのなら、後悔のないように、初心を貫徹して下さい。

 

 10月でも真夏日の日が続くみたいです。

 水分塩分補給等気をつけましょう。

 大学の授業も始まって、公務員試験勉強との両立もなかなか難しくなってきます。

 先輩の合格者は通ってきた道なので、何とか両立させましょう。

 がんばって。