こんちは
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沖縄県八重瀬町にあるあなたのお悩み徹底改善治療院
悠々治療院の名嘉眞です。
暦の上では2月4日に「立春」を迎えます。
この時期は気候の変動が大きく三寒四温(3日寒い日が続いたと思えば4日暖かい日が続く)という言葉がピッタリ当てはまります。
東洋医学では春になると五臓六腑の中の「肝」が活発に働き始める時期です。
そこで今回は「肝」についてお話ししていきたいと思います。
肝心かなめの働き
「肝心(腎)かなめ」と言う言葉があるように肝臓は体の中で大変重要な働きを担っている臓器です。代表的な働きには
① 解毒作用
② 栄養素の貯蔵・調節
があります。
① 解毒作用
肝臓は血液中に紛れ込んできた有害物質の分解をしています。例えば、アルコール・薬の成分・農薬・ウイルスなどが多くは肝臓内で解毒、分解され呼吸(二酸化炭素)おしっこ、うんちと一緒に排出されます。
例えば、コロナウイルスに感染して高熱が続いた時に、、血液検査を行うと肝機能の数値が上昇します。この現象は肝臓がウイルスと戦い激務をこなしている状態を現しています。
そんな時にコロナウイルスの症状に加えて肝臓の働きが過剰になると、体には「異変」が現れ、様々な症状が現れます。
② 栄養素の貯蔵・調節
栄養素は肝臓内でグリコーゲンという物質に作り替えられ体のエネルギーとなり、使われなかった分は肝臓で貯蔵されます。私たちは長時間食事を摂らなくても、貯蔵していたエネルギーが働き、活動を維持する事ができます。
寒い日が続くと体は食欲を増やして、エネルギーを蓄え、貯蔵しようとします。
春の季節になり、暖かい日が続くと、体は活動モードになるため、肝臓は貯蔵していたエネルギーを体の隅々まで送り出します。急激な温度差によって激務を任された肝臓には「異変」が起こり、様々な症状が現れます。
東洋医学の「肝」
東洋医学の「肝」も西洋医学の「肝臓」と同じ働きを担います。
ちなみに、東洋医学では人体活動の中心であるために「将軍の官」と呼ばれています。
西洋医学では血液検査や画像診断で異常が見つかった場合、「肝臓の病気」と診断します。ウイルスなどによって肝臓の病気が見つかった場合は緊急で対処する事が重要なケースがあります。
東洋医学では「肝臓の病気」になる前の「異変」を治療することの重要性を説いています。
その「異変」とは何かと言いますと、肝臓の働きが過剰になると、肝臓の周りに血流障害が起こり、肝の経絡(ツボの流れ)上に痛みを訴えたり、さまざまな症状を肝臓の「外」に逃していくのです。
肝臓の「外」に逃した症状を「肝の病」と言います。
「肝の病」の代表例
肝臓は体の右上に位置しています。
血流障害が起こると「めまい・肩こり・頭痛・のぼせ」など、首や頭、肩など体の上部に症状を現すことが多くなります。これらの「肝の病」の事を草木が上へ上へと伸びる様になぞらえて「木・火・土・金・水」の木の字を当て「木象」と呼びます。
「肝」が影響しやすい体の場所
「肝」の働きの影響が体に出現しやすい場所があります。それは
①筋
②爪
③目の3つの場所です。
血流が上へ上へと流れていくのを想像してみてください。
体の上へと流れていくと手足の血流が減ってしまいます。すると、手足の筋肉の血流循環が悪くなり、痛みが現れたり、こむら返りが起こりやすくなります。
また、爪も剥がれやすくなったり、血色が悪くなります。
反対に「肝」の働きが弱まり、頭まで血流をうまく運べなくなってしまうと、目が霞んだり、疲れを感じやすくなります。
「春」が肝に負担をかける
これからの季節は寒暖差に加え日差しが強くなっていきます。
足先は冷えるのに体の上部は暖かいという気候が増えていくと「肝の病」と同じ様に体の上部に血流がどんどん昇っていってしまいます。
そんな時は「酸味」の食材や「苦味」の食材を摂る事がお勧めです。また、散歩したりして、ふくらはぎを動かすと上に流れる血流が下降して血の巡りのバランスを整えてくれますよ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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