6月18日、NHKBSプレミアムシネマで映画「モンタナの風に抱かれて」が放送されてました。興味があったので早速みました。
監督 ロバート・レットフォード
俳優 ロバート・レットフォード
1998年アメリカ映画 170分
内容(Movie Walkerより抜粋)
「13歳の少女グレースは乗馬中に巻き込まれた事故で親友と右足を失い、人生に深く絶望していた。
また彼女の愛馬ピルグリムも、事故のショックで人間になつかない暴れ馬になっていた。ニューヨークで雑誌編集長として活躍しているグレースの母親アニーは、娘の心を回復させるにはピルグリムの全快が必要だと考え、モンタナで馬専門のクリニックを開業しているトム・ブッカーの元へ、弁護士の夫ロバートをひとりニューヨークに残し、グレースとピルグリムを連れてトレーラーで旅立った。
トムはアニーの強引な態度に呆れるが、グレースが協力するならばという条件つきでピルグリムの治療を引き受ける。
トムの自然に逆らわない優しく誠実な治療法により、ピルグリムは徐々に回復し、グレースも少しずつ笑顔を取り戻していった。
そしてアニーはトムに、またトムもアニーに、心惹かれはじめる。そんな時、アニーに会社から解雇命令が届いた。
トムに恋していたアニーは、意外にも全くショックはなかった。あるキャンプの夜、ふたりはキスを交わすことになる。だがしばらくして、ロバートがニューヨークからやって来た。
ロバートはすっかり元気になった娘の姿を見て、トムに心から感謝するが、アニーはそんな夫を見ているのがつらかった。
やがてピルグリムはグレースを背に乗せ、歩けるまでに回復する。そろそろモンタナを去る時が来たようだ。ロバートはアニーのトムに対する感情に気づいており、すべてを彼女の決断にまかせることにした。
アニーは悩んだあげく、恋心を引きずったまま、それでも夫と共にニューヨークに帰っていくのだった。」以上が概略です。
単に、人生に絶望した少女の回復が馬の回復に合わせて進んでいく映画だと思っていたら、そこに不倫もどきの出現にびっくり。前回の映画「マディソン郡の橋」のように夫がいるのに他の男性に恋をするが、最後はやはり普段の日常にもどるスタイルかと思ったらやはりその通りでした。それにしても、ニューヨークからモンタナまで馬を乗せたトレーラーで移動しますが、距離を調べますと3,300㎞で32時間かかるようです。青森から福岡までの距離が1,600㎞ですから、往復する感じですね。いかにアメリカが広いかわかりました。最後のシーンで車にアニーが乗りもそれを見送るトムが馬に乗っているモンタナの景色が忘れられず、写真にとりました。
この映画は、モンタナの美しい映像美と友人と右足を失った少女が大好きな馬を通して立ち直っていき最後、荒れ馬に乗れるようになる時は、感動的でした。
いい映画でした。
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