3月26日、NHKBSで映画「ナチュラル」が放送されてました。興味があったので早速みました。
監督 バリー・レヴィンソン
俳優 ロバート・レットフォード ロバート・デュヴァル グレン・クローズ
1984年 アメリカ映画 137分
内容(movie walkerより抜粋)
「1918年の春。ネブラスカの静かな草原。そこにはキャッチ・ボールをする父と子の姿があった。農民のエドは妻を亡くした後、幼いロイをずっとコーチし続けてきた。
彼は生まれついての天才児で、投・打・守備のどれをとっても大リーグ並みのプレーをしていた。
そんなロイの姿を幼なじみのアイリスは優しいまなざしでみつめていた。父親の死後、ロイは雷で2つに裂けた樫の木を削って手製のバットを作った。そして稲妻マークを刻み込み、そのバットをワンダーボーイと名付けた。
それから6年が過ぎ、20歳になったロイは、将来を誓い合ったアイリスに別れを告げ、スカウトマン、サムと共に街を出た。
キャンプに向かう夜行列車の中で、名物バッターとして知られるウォンボルト、スポーツ記者のマックス、それに黒いドレスに身を包んだセクシャルな女ハリエットの3人連れに合った。
サムはウォンボルトに賭けを挑んだ。ロイなら君を3球3振にさせるぞ、と。勝負はその通りになったが、サムはロイのボールを受けそこね、後に心臓発作で急死してしまう。
シカゴに着いてホテルに入ったロイの許にハリエットから電話がくる。彼女の美しい毒に気がつかないロイは、言われた通りに部屋に行く。その時、ハリエットの手に握られていた拳銃から火が吹いた。
--そして16年後のニューヨーク。常に下位で低迷しているニューヨーク・ナイツのベンチに35歳のルーキー、ロイ・ハブスが現われる。
プロ経験のないロイを、監督のポップ・フィッシャーは冷たく扱うが、ロイのお陰でニューヨーク・ナイツは勝ち続け、野球界は奇跡のルーキーの登場で大揺れとなる。
ナイツのオーナーである判事は、自分のチームが負ける方に賭けていたので慌て、マックス、愛人のメモらを仲間に引き込み、ロイの秘められた過去を暴こうとやっきとなる。
ロイはやすやすとメモの誘惑にのり、スランプ状態に陥ってしまう。そんなロイの窮状を救ったのは将来を誓い合った幼なじみのアイリスであった。
シカゴの巡業の時、彼女の家に立ち寄ったロイは、使い古しのグローブをみつける。それは彼女の息子のものだった。スランプから脱したロイの打棒が炸裂、優勝まであと1勝と迫った夜、早過ぎる優勝パーティが開かれたが、ロイは脇腹を抱えて倒れてしまう。
かつてハリエットに撃ち込まれた銃弾が発見され、医者は優勝決定戦に出場するのは不可能だと忠告する。
自分がいないとナイツは負けてしまう…。ロイは再起不能を覚悟で試合に出ようと思った。
ところが判事やマックスは、ハリエットに撃たれた現場写真をロイにつきつけ、試合に負けて欲しいと裏取引を申し出る。
試合の日、ロイは古傷の痛みに耐え、大ホームランを打ってナイツを優勝へと導く。
数日後、とある田舎街の草原でキャッチボールをするロイとアイリスの息子の姿があった。その少年こそロイが20歳の時にアイリスとの間にできた子供だったのだ。そんな2人の姿をアイリスが微笑みをたたえて見つめていた。」以上が概略です。
いまの野球の違法賭博ではないのですが、野球の映画でも、賭けが行われているのです。改めてアメリカでは、賭けが日常的であることがわかりました。
それにしても、何故、ロイが撃たれたのか全然わからないのです。
また最後のシーンでは、突然、田舎街の草原でキャッチボールをするロイとアイリスの息子の姿がでてきました。ハッピーなエンドで一安心しましたが、途中、大幅カットです。
そこで調べてみました。この映画の原作者のバーナード・マラマッドは、このウェイトカスの事件をもとに作品を仕上げた。
ウェイトカスの事件とは、ファンの歪んだ愛情(妄想で野球選手(ウェイトカス)を好きになり、妄想で捨てられる)で拳銃で野球選手の胸を撃ちぬいた事件でした。
ラストの草原でキャッチボールをする姿は、映画の中でロイがアイリスに「あの農場は売ったのか」と問いかけ、まだ売ってないと答えてました。またアイリスの家で使い古しのグローブをみつける。それは彼女の息子のものだったがそれは、ロイが子供の頃に使ったものでした。
オールドルーキーのため野球を辞めて田舎に帰ったのだと想像し納得しました。
アメリカでは、評価の高い映画です。
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