映画「敦煌」感想 | リタイアライフのつぶやき

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65才でサラリーマン生活からリタイア。さて、これから何をしていこうか。ブログでつぶやきながら日常生活を報告。参考になれば幸いです。

2月29日、NHKBSプレミアムシネマで映画「敦煌」が放送されてました。興味があったので早速みました。

原作 井上靖「敦煌」

監督 佐藤純彌

俳優 佐藤浩市 西田敏行

1988年大映映画 142分

内容(wikipediaより)

「北宋のころ、主人公・趙行徳は科挙の最終試験殿試を受けるため首都開封府にやってきた。行徳に出された問題は「西夏対策を述べよ」であったが、西夏が単なる辺境だと思っていた行徳はまともに答えることが出来ず、受験に失敗する。

次回の科挙は3年後……。失望感のあまり自暴自棄になっていた行徳は、西夏出身の女と知り合ったことから西夏に興味を持ち、西へと旅する。

しかし、途中で西夏の傭兵の漢人部隊に捕獲されてその兵に編入されてしまう。しかし、漢人部隊々長の朱王礼は行徳に目を掛け、彼を漢人部隊の書記に抜擢する。

辺境だとばかり思っていた西夏は、シルクロードの拠点として仏教文化の華開く砂漠のオアシスだった。

西夏軍がウイグルを攻略した際、行徳はウイグルの王女・ツルピアを助けて匿い、やがて彼女と愛し合うようになる。

やがてその才能を認められた行徳は、西夏の首都への留学を命じられ、ツルピアの庇護を朱王礼に託して旅立つ。

しかし留学期間が延び、ようやく西夏に戻ったときには、ツルピアは西夏の皇太子・李元昊のウイグル支配の手段として、強制的に彼の妻となることになっていた。

婚礼の席上、ツルピアは李元昊を殺害しようとするが失敗、そのまま城壁から身投げしてしまう。

李元昊に対して反感をつのらせた朱王礼は、李元昊が敦煌を制圧してそこに入城する機をとらえて反乱をおこすが、すんでのところで李元昊を逃してしまい、壮絶な戦闘の後に戦死する。

戦乱の中で大混乱に陥る敦煌。行徳は敦煌の文化遺産を戦乱から守ることを決意し、貴重な書籍や経典を敦煌郊外の石窟寺院に運び出しに成功し、後世に敦煌文献として遺された。」以上が概略です。

以前に、原作を読み感想を書かせてもらっていますが「誰かが、経典を敦煌に隠したのは、事実ですが作者は、敦煌の経典が、どのようにして隠されるようになったか、架空の登場人物趙行徳(主人公)、朱王礼(隊長)、尉遅光(王族の後裔)の3人とウィグルの王女の恋愛をからませ、あたかもほんとうにあったかのようにすすんでいきます。」と書きました。

原作者の井上靖が西夏との戦いによって敦煌が滅びる時に洞窟に隠された万巻の経典が、20世紀になってはじめて陽の目をみたという史実にもとに恋愛を絡めて物語を作ったことになります。非常によくできた面白い内容だとおもいました。

映画では、尉遅光(王族の後裔)があまり出てきませんでした。映画における舞台セット、戦いのシーンなど迫力があり、お金がかかっているなという印象でした。

NHKが1980年に、日中共同制作「シロクロード」とこの小説「敦煌」により敦煌ブームが゛

始まったとされております。

この映画をみて敦煌の町とシルクロード方面の観光に憧れました。

最後までご覧になりありがとうございます。

 

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