雪が降ると、山野草など観察するものがなくなります。花も実もありません。そんな時、興味をひくものが冬芽と葉痕です。自分の持っている「樹木図鑑」でも、冬芽は、特別に掲載されています。
冬芽(とうが)とは、晩夏から秋に形成され、休眠・越冬して、春に伸びて葉や花になる芽です。
寒さを防ぐため鱗片(りんぺん)でおおわれています。「ふゆめ」とも読みます。
一方、葉痕(ようこん)とは、落葉した葉の柄の痕跡の事で、葉への養分、水分などの官(維管束)の跡を言っているようです。
最初は、葉痕です。〇の部分が葉痕です。
エゾニワトコ?の葉痕です。
葉痕は、葉の柄が、枝に着いていた部分です。従って、大きな葉ほど、葉痕も大きく、いろいろな形に見えるようです。ただ、維管束痕がみえないですね。
アジサイの葉痕です。
葉痕には、維管束痕が3つあります。目と口に見えます。
面白いですね。
エゾヤマザクラの葉痕です。小さくてよくわかりませんでした。
次回、他の葉痕も調べてみようと思います。
次は、冬芽です。
ツリバナの冬芽です。
冬芽は、越冬して春に花や葉になる芽のことで、寒さを防ぐために様々な形の鱗片で覆われています。
これはドウダンツツジの冬芽です。可愛らしいです。
冬芽(頂芽)は赤褐色で芽鱗に包まれています。
エゾヤマザクラの冬芽です。鱗片で覆われています。
シラカバの果穂と冬芽です。
イチョウの冬芽です。何か小さいですね。
モクレンの冬芽です。柔らかい毛で覆われています。
アジサイの冬芽です。
頂芽は裸芽で大きく長さ1~2cmの長卵形。〇の部分です。
側芽は長さ3~13mmと小さく2個の芽鱗に包まています。〇の下の2つの芽です。
エゾニワトコの冬芽です。対生です。ふっくらしています。様々です。
木々なりの寒さ対策です。
「冬芽」と「葉痕」結構、奥が深そうです。
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