グレーゾーンの子どものミカタのマツジュンです。
最新刊の「雲の向こうはいつも青空」Vol.11びーんずネットHPから購入で、7人のドラマチックな物語はどれも印象的なのですが、私は特に小児科医の飯泉哲哉さんの「未来のことより今の連続を大切にしたい」の言葉が心に残りました。
小児科医の子どもが不登校になったのは、ちょっと恥ずかしいとか思っていたのが、この子は自殺しちゃうのではないかと思うぐらい心配した経験から、「ああ、もうこれは生きてりゃなんとかなる」と、とにかくに本人に任せようと、そういう心境になれたのが強かったそうです。
そして小児科医として、「赤ちゃんも子どもも、本人がどんな気持ちか、本人が今してほしいことは何かなと、未来のことよりも、その「今の連続」をすごく大事にしたほうがたぶん子どもにとって居心地がいいですよ」と時間がある時には言っているそうです。
親は子どもを愛しているから、子どもの幸せを願っているから、だから子どもの未来が心配でたまらなくなる。
でもその未来のために、子どもがやりたくもないことを無理やりさせたり、行きたくない学校へ無理に行かせるのは、本当に子どもの幸せになるのでしょうか。
たまたま同じ最新刊に、親が子どものための方針でテレビやゲームを厳しく制限されてきた地方公務員の中園俊二さんのインタビューもあります。
彼の言葉の『親は「無理やりじゃないんだ」みたいなことを言うわけですよ。「お前のためだ」とか「後になって感謝する」とか、いろいろ言う。』は親としてキツイですね。
そして『なんだかんだで言いくるめられるんですよ。反抗しても無駄だと思っていたので、あきらめです。子どものころからうちの親に対しては何を言っても無駄だっていう学習性無力感があったと思いますよ。』の言葉は衝撃でした。
どんなに親が子どものためと確信していても、子どもの気持ちを聞かないで、全部親がコントロールしてしまったら、子どもは学習性の無力感に支配されるのです。
未来のために親がコントロールするのではなく、子どもの今してほしいことを大事にする。
親ができることはそれだけだと思いました。