グレーゾーンの子どものミカタのマツジュンです。

 

それでは子どもをサポートするのは、どうしたら良いのでしょうか?

 

実は今朝の東京新聞の「わが家の認知症ケア手帳」の精神科医の渡辺俊之先生が書いていることにヒントがありました。

 

「共感を持って耳を傾ける『積極的傾聴をしてくれる相手に対すると、感情の安定やストレス解消の効果があることが神経学的にも分かってきました。川崎宏明氏らの研究(生理学研究所・2015年)では、機能的磁気共鳴画像法(fMRI)を実施した結果、聞き手が自分に共感的と認識すると、脳内の「腹側線条体」と呼ばれる領域の神経活動が増強され、「報酬」としてとして処理されることが示唆されました。また、右前頭皮質が活性化され、肯定的な感情をもたらすと報告しています。」

 

つまり脳の活動などが映像などで分かるようになってきたので、共感的に聞いてもらえると、どの脳の部分が活性化したり増強されるかが分かってきたのです。

 

ゴードン博士は医学者ではないので、脳の動きを解明したのではなく、心理学者として、共感をもって積極的傾聴をしてもらうと、してもらった人の感情が安定し、ストレス解消になることを臨床的に経験していたのです。

 

今では心理学用語「アクティブリスニング」は「積極的傾聴」と訳されることが多いですが、ゴードン博士は60年以上も前に、心理学を学んでいない人にも、「能動的な聞き方」として、アクティブリスニングができるようにと親業のプログラムを作りました。

 

専門家ではなく、いつもそばにいる親が共感的に「能動的な聞き方」で聞けるようになると、子どもの感情が安定し、ストレス解消の効果があると、誰でも学べるようにしたのです。

 

そして行動の四角形で親の気持ちを整理して、親が共感的に聞けない場合には、わたしを主語にした「わたしメッセージ」で親の正直な気持ちを伝えるようにしました。

 

今ではゴードン博士が提唱した「わたしメッセージ」は「I メッセージ」として、一般的な心理学の用語になっています。

 

渡辺先生は「積極的傾聴の研修を受けている専門家も増えてきました。」と書かれていますが、親を子どもの話を能動的な聞き方の研修を受けた専門家にするのが親業(ゴードンメソッド)の訓練講座なのです。

 

親が子どもの愚痴も辛さも苦しさも「能動的な聞き方」で聞けるようになると、子どもの感情は安定し、ストレス解消になるのです。

 

それは最強の子どものサポートです。