グレーゾーンの子どものミカタのマツジュンです。
私はゴードン博士の親業(ゴードンメソッド)に出会った時に、それまでの親が偉いから子どもを躾ないといけない!の自分の価値観が変わり、子どもの成長を信じて見守る育児に変わることができました。
人間は自分のことを受け入れてくれていない相手や、自分の欠点ばかり言う相手はイヤですよね。
でもこの子を良い子にしないといけない!と思うと、今の子どもを否定して、もっと良い子になるように指導したくなるのです。
そして相手のためと思いながら、相手の欠点を指摘し、それを良くしようと頑張ってしまいます。
子どもにしてみたら、いくら自分のためと言われても、自分を認めてくれなくて、文句ばかり言う親はイヤですよね。
別に「良い子だ!」と褒めなくてもかまわないのですが、もっと具体的に「これができるようになって、お母さんは嬉しい」とか、「ゴミを出してくれると、他のことができてとても助かる」などと、肯定のわたしメッセージで相手に伝えるのです。
長男が小さい時は問題行動ばかりで、この子の行動で肯定できるものはあるかな?と思うぐらいで、それこそ虫メガネで長所を探さないといけないぐらいでした。
それぐらい長男を否定的に見ていたことが、親業訓練一般講座を受けた時に分かり、本当にショックを受けました。
それまでは親として長男を愛していると思っていたし、愛しているから良い子にしたくて、ガミガミ言うし、言っても分からない時は愛の鞭と思って叩いてもいました。
その行動を止めさせるのが親の仕事だから、口で言っても分からない子は、叩いてでも分からせるのが親の愛情だと思ったのです。
私は親から叩かれたことが無かったので、母に「私はあなたを叩いたことがないのに、どうして息子をたたけるの?自分が叩かれたことがないから、その痛みが分からないのでしょ!」と母と私の喧嘩になったぐらいです。
そんな母にも「口で言って分かる子なら叩かない。言っても分からないから、予告編を付けて、今度同じことをしたら叩くわよと言って、それでもするから叩くのよ」と自分を正当化していました。
でも発達障害を学んで分かったのは、子どもによっては、口で言われても分からない子どももいるし、叩かれてもやりたければやる子がいるという事です。
経験から学ばないタイプは、同じ失敗を何度でも繰り返しますし、やりたいことは、他の人に何を言われてもやります。
それがその子の個性であり、特性なのですが、私は自分が要領が良くて怒られないタイプだったので、正反対の長男の行動が理解できませんでした。
だからどうしても長男の行動は非受容になることが多くて、受容できて肯定のわたしメッセージを言える場面が少なかったのです。
それから40年が過ぎて、今でも整理整頓が苦手とか、物が捨てられないなど困ることもありますが、長男の長所は本当に増えました。
親が歳をとって弱くなり、48歳の長男の体力に助けられることがとても多くなったのです。
そしてデジタル関係はなんでも手伝ってもらうことが増えて、スマホでもテレビの録画でも、コントローラーの使い方など聞く事ばかりになりました。
虫メガネがなくても長所ばかりが目に入り、毎日肯定のわたしメッセージでありがとうを言うことが増えました。
40年間も意識して肯定のわたしメッセージを言っていたので、長男との関係が良くなるだけでなく、長男は自然に自己肯定感が高くなり、職場でも家庭でも安定していて嬉しいです。