グレーゾーンの子どものミカタのマツジュンです。
親が愛だと思って子どもを縛って育てると、子どもは縛られることが愛かと勘違いしてしまいます。
虐待を受けて育った子どもが、それを愛だと思わないとサバイバルできないので、それを愛だと信じてしまうので、自分が子育てをする時に、自分が虐待されて辛い思いを知っているのに、子どもへ愛だと思って虐待してしまうケースがあります。
それが負の連鎖と言われるもので、虐待が続いてしまうのはとても悲しいです。
親に精神的に縛られてしまうと、子どもは依存しやすくなり、成長してからも、相手と対等な良い関係が築きにくく、自分を依存させてくれる人を選びやすくなります。
親に信頼されて、親との関係が良い場合には、他人との関係もお互いを尊重した良い関係を築きやすくなります。
でもなかなか日本では家父長制度も長くて、子どもは親に口ごたえもできないとか、反抗もできないとかの上下関係が普通でした。
子どもの意見を聞く親は「甘い親」と言われたり、子どもを指導し、正しいと親の思う道へ無理にでも導くのが親としてのあるべき姿だと思われてきたのです。
だから親に反抗すると、話し合いではなく親から勘当されてしまったのですね。
やっと日本でも戦後は女性の権利も子どもの権利も認められて、男社会だった世界が変わってきました。
NHKの朝どら「虎に翼」を楽しみに見ていますが、ついこの前の話なのに、女性の立場はこんなに違ってきているのかと驚いてばかりです。
親のために売られる子どもはいなくなりましたし、子どもの立場も違ってきました。
義務教育の義務は、親が子どもを仕事へ出さないで、この時期は学校へ行かせる義務があるとの親の義務です。
子どもが学校へ行く義務があるわけではありません。
子どもには学校へ行く権利があり、行かないで家や他の場所で勉強する権利もあります。
でもそれは義務ではないので、行かない自由があるのです。
子どもを縛らないで、自由に自分で考え人生を選択させてあげたいです。