グレーゾーンの子どものミカタのマツジュンです。

 

友人の発言からとても納得できたことがありました。

 

それは40代の娘と60代の父親がとても仲良しなのは、ほほえましいことだけれど、お父さんが父親でもあり、彼氏でもあり、必要な意見を言ってくれるとのお嬢さんの発言にビックリしたからです。

 

お父さんも、娘が生まれて可愛いと抱き上げた時の思いがそのまま続いているそうです。

 

その関係を依存だ共依存だと言われることは心外で、お互いが自立していて、お互いを尊重しているので、良い関係で仲良しなだけだとお嬢さんもお父さんも強調していました。

 

座談会形式だったのですが、見ていてファザコンに思えて心配になったのですが、出演者の人たちは、本人たちが依存や共依存ではなく、良い関係と思っているなら、他人は何も言えないと思ったようで、何も言えなくなってしまいました。

 

その雰囲気の中で、親業インストラクターの江崎英子さんが「子育ては、子どもが巣立ち、親は寂しくなってしまった時に、その寂しさの中にどれだけ喜びを見出せるかだと思う」と発言したのが心に残りました。

 

いつまでも娘が赤ちゃんの時の可愛い!と抱き上げた時のままでは何か違いますよね。

 

少しずつ子離れ、親離れするのは、寂しいことかもしれないのですが、子どもの健全な自立を思うと、それは親にとって喜びでもあります。

 

本当の良い関係と言うのは、ベタベタして密着した関係ではなく、お互いが自立して、お互いを尊重できる関係ですね。