グレーゾーンの子どものミカタのマツジュンです。

 

相手の行動をイヤと思う非受容の気持ちは、相手を嫌いとか愛していないとかは関係なく、相手のその行動がイヤということです。

 

私は長男を愛していたのですが、親業(ゴードンメソッド)を受講してみて、長男の行動のほとんどをイヤと思っていることが分かり衝撃を受けました。

 

子どもを愛してますか?と聞かれたら、「愛してます」と自信を持って答えられたのですが、実際に行動の四角形で長男の行動への自分の気持ちを確認してみたら、ほとんどがイヤだったのです。

 

四角形の半分に線を引いて、上を受容域、下を非受容域とし、どちらに入るか自分で考えるのですが、自分が長男をこんなに否定的に見ていたのかと愕然としました。

 

小学3年生の長男は、宿題をしない、靴をそろえない、カバンを机に持っていかない、約束を守れない、弟に優しくできないなど、私がイヤと思う行動ばかりだったのです。

 

それでは長男のどんな行動はイヤではないのか?と考えた時に、何も思いつかない自分に驚きました。

 

それぐらい日常の長男の行動はイヤと思うことばかりでした。

 

みなさんも気になるお子さんの、イヤでない行動とイヤな行動を書き出してみて、そのバランスを見ると興味深いですよ。

 

好きか嫌いかでしてしまうと、母親として息子を嫌いはありえないと思ってしまって、好きにしていましたが、長男は私がそれまで好きだった男の子のタイプとはまるで違っていました。

 

そして少しでも私の好きなタイプになるようにと、勉強をさせようとしたり、整理整頓とかちゃんとできるようにしよう!お友達と仲良くできるようにしたい!とジタバタしました。

 

けれどもそれはあるがままの長男を否定して、私の思う型にはめようとあがいていただけでした。

 

バラの花を否定して、ひまわりになりなさいと言っていたようなもので、本人には迷惑だったと思います。