グレーゾーンの子どものミカタのマツジュンです。

 

子どもを信じられないと不安で相手をコントロールしたくなります。

 

もし相手を信じられると、任せる気になるのです。

 

小さい時から親にコントロールされて悔しい思いをしていると、何かのきっかけで親をコントロールできると、それが快感になりエスカレートします。

 

初めは小さな事だったのが、どんどん子どもの欲求が大きくなり、親の手に負えなくなるのです。

 

これはご褒美で子どもを釣ってコントロールしようとする場合の危険性と同じです。

 

小さい時はスタンプやシールで喜んで勉強したかもしれませんが、それがどんどん年長になっていくとエスカレートしてしますのです。

 

良い学校に入ったら、携帯を買ってあげる!ひどい場合は、車を買ってあげる!までエスカレートする危険があるのです。

 

私の知っている例で、大学へ入るまでは親の言う事を聞いて良い子だったのが、入学して本人が思い通りにいかなくて挫折した時に、その気持ちのはけ口が親に向いてしまった場合があります。

 

もしうまく大学生活がいけば、受験やそれまでの勉強が辛くても、それらは試練として思い出すことができるのです。

 

でもうまくいかなくて、本人が不幸になると、それまでの苦労や辛さがトラウマとなってしまい、その原因が親だと思い込んでしまうと悲劇です。

 

本人が選んでいないと、どうしても親や他人のせいにしやすくなるようです。

 

子どもに選択させてあげることは、子どもだけでなく親を守ることになります。

 

自分で納得して選んでいれば、その結果を親や他人のせいにはしません。

 

それが親のせいで自分は不幸だと思ってしまうと、親に復讐までしてしまいます。

 

私の知ってるケースは、親に復讐するために、親の金を使ってやる!と宣言して、大学生の息子が親の金を使ってしまい、それを親がどうしようもなかった例です。

 

親に暴力を振るわなくても、親を支配して、親を困らせて、自分は快感を得るのは、まさしく毒子です。

 

でもそうなってしまう前に、もっと親子の間でお互いを尊重する良い関係を築けなかったのかと残念でした。

 

毒子にしないためには、小さい時から親子のコミュニケーションを大事にして、気持ちの通う良い関係を築くことが本当に大切です。