グレーゾーンの子どものミカタのマツジュンです。

 

見守るだけで子どもは育つと言われても、どうしても心配で手や足や口をだしたくなるのが親です。

 

これは親に愛があるからです。

 

蓑田さんの言葉で心にの残ったのが、子どもは自分を守るために不登校になり、引きこもりにもなる。

 

背骨を折った子どもへ、学校へ行けとか、外へ出ろとは言わないですよね。

 

背骨を折ると見えるけれど、心の背骨が折れても見えない。

 

だからつい親は学校へ行け!外へ出ろと言ってしまう。

 

それは怖いことですね。

 

私はヤドカリの生態に詳しくないのですが、ヤドカリは出てくるまでジーっと待っていないとダメで、もし待てなくて突っつくと、奥に入ってしまって、もう二度と出てこないそうです。

 

どれだけ親が想像力を働かせて、自分の子どもの背骨が折れていないか?ヤドカリのようにこちらのせいで出て来れなくなっていないか・・・・を考える事が大事です。

 

そしてできるだけプランターの土になって、子どもの成長を信じて見守る!

 

私はたまたま昔に読んだ本に、さなぎから蝶が出ようとして、小さな割れ目を中から作り、そこからもがいて出てきて、蝶として飛び立つと書いてありました。

 

もがいている時に、それが可哀そうだからと、ハサミで割れ目を大きくして出やすくすると、蝶はもがいて余分なものを落として羽ばたいていけるのに、もがけないと羽に余分な物が付いたままなので、羽も広げられずに出たままで死んでしまうと書いてありました。

 

本の名前とか、蝶の名前は憶えていないのですが、そのシーンが印象的で、親が子どもを楽にさせようとハサミで出口を広げると、かえって子どもは生きにくくなる。

 

私はすぐハサミで切りたいタイプだったので、何か子どものためにやりすぎそうになると、このイメージを思い出して、自制していました。

 

今はもがいて苦しそうでも、必ず飛び立つと信じて見守るのは大変です。